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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル2月号感想1】 生命保険は生涯2番めに高い買い物

nicoと申します。

CFPというファイナンシャルプランナー(FP)資格取得を目指して勉強中です。

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毎月1日にFPジャーナルという冊子が、日本FP協会より届けられます。
2月号の感想を数回に渡り書いてみたいと思います。

特集は「7つの事例で考える!多様性の時代の保険の入り方、見直し方」です。

タイトルにも書きましたが、生命保険は住宅の次に高い買い物と言われています。
そのため、ファイナンシャルプランニングにおいて加入済み生命保険の確認と見直しは大きなウェイトを占めています。

特集は3つに分かれていて、パート1は「FPに寄せられる保険相談の傾向」でした。ここでは大きく3点が述べられています。
1.直近加入契約の加入理由の一位は「希望にあった生命保険だった」
2.FPに求められる「セカンドオピニオン」
3.総合的なライフプランニング相談の一環として求められる生命保険の分析・提案

順に感想を述べてみます。

1.直近加入契約の加入理由の一位は「希望にあった生命保険だった」

これだけ読むとあたりまえに感じる方が多いかもしれませんが、これまでの加入理由は「営業職員や代理店の人が知り合いだった」「営業職員や代理店の人が親身になって説明してくれた」「以前から加入していた営業職員や代理店の人にすすめられた」というような属人的な理由が大きな割合を占めていたのです。
GNP(義理・人情・プレゼント)販売と言われるものですね。

このように、販売する人がいいと思う保険に加入する形から、加入者が自分がいいと思う保険に加入するように変化してきたのはとてもよい傾向だと感じます。

2.FPに求められる「セカンドオピニオン」

自分にあった生命保険はこれかなと考えたうえで、プロであるFPにセカンドオピニオンを聞くというのはとても賢い活用法だと思います。

一般の方の情報収集は十分ではなかったり情報源が偏ったりすることもあるのではないでしょうか。、
また、保険金受け取り時の税金など、加入時には気づきにくい点も含めて良し悪しをアドバイスできるのはプロならではでしょう。

3.総合的なライフプランニング相談の一環として求められる生命保険の分析・提案

生き方が多様化している昨今、1つのモデルに当てはめることは到底できなくなっています。
かつては夫はサラリーマン、妻は専業主婦、子どもが2人というモデルに該当する人の割合が高かったのかもしれませんが、自分の周りを見回してもぴたっと当てはまる友人・知人は存在していません。

ということは、一人ひとり異なったライフプランがあるということです。

自分がどう生きたいか、そのためには資金をどうすればよいかというのがライフプランニング→ファイナンシャルプランニングなのです。

生命保険は皆が入るものだから、ではなく「自分には何のためにいくらの保障が必要か」を考え、節目で見直すというのはとても合理的なあり方ですね。

3点通じて、まずは自分自身で考えたうえでFPの知見を活用するという自立的な相談になってきているのかな、と感じました。

ただし、FPに相談する人がどのくらいの割合いるのかと考えると、まだまだごく一部であることが想像されます。

本当に必要な人に相談してもらえるようになるにはどうすればよいのか。そんなことを考えさせられました。

次回はパート2の感想を書きたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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