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【ビジネス書?感想】親不孝介護

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

書誌情報

書名: 親不孝介護



副題: 距離を取るからうまくいく



著者: 山中浩之・川内潤


ページ数: 344ページ


出版社: 株式会日経BP


発行日: 2022年10月11日


ISBN: 978-4-296-10884-8

本の概要

「長男だから、親を引き取るか実家に帰らないと」→必要なし!
「家族全員で、親を支えてあげないと」→必要なし!
親のリハビリ、本人のために頑張らせないと→必要なし!
親が施設に入ったら、せめて、まめに顔を見せに行かないと→必要なし!

「親と距離を取るから、介護はうまくいく」。
一見、親不孝と思われそうなスタンスが、介護する側の会社員や家族を
そしてなにより介護される親をラクにしていく。

電通、ブリヂストン、コマツなど大手企業の介護相談で活躍中の川内潤さん(NPO法人となりのかいご代表)のアドバイスの元、遠距離の「親不孝介護」に挑んだ編集者の5年間の実録。

親の介護が始まる前に、これを知っておくのと知らないのとでは、
働き方にも介護のクオリティにも大きな差が付きます。
公的支援を受けるべきかどうかのチェックシート、
部下の介護離職を止めるための想定問答集も掲載!

日経BOOK PLUSより

目次

はじめに ~「親不孝介護」のススメ

第1章 考えるのは、今日じゃなくってもいいんじゃない?
 ダマされた!と思って、とにかく1日でも早く親に会うべし
 「まだ早いかな?」はたぶん「もう危ない」です。

第2章 平気でウソをつくなんて。母さん、そんな人だっけ?
 老いた親が見せる弱さ。それは子どもを傷つけ、怒らせる
 「親孝行の呪い」を、親から離れることで回避する

第3章 母さん。「介護保険証」はどこですかー?!
 親に公的支援を受けさせる。面倒は多いけど、笑顔で報われた
 働く人は申請の「代行」で介護保険を活用しよう

第4章 突然の大ピンチ。母が日本語を話せなくなった?!
 信じられないトラブルも「起きるときは起きる」、それが介護
 介護に「完璧」「万全」を求めてはいけません

第5章 親の妄想、そしてコロナ禍。理想の施設は見つかるか?
 介護スタッフの観察力が母の理想の施設へと導いた
 施設選びも「親孝行」が目を曇らせる

第6章 母、施設へ。5年間を振り返って「親不孝介護」の結論は?
 ホームの担当者さんが話してくれた正解なき介護の「正しい答え」
 施設とうまくタッグを組める家族、組めない家族

第7章 「親の介護」は自分の生き方を考えるチャンスかも?
 会社員の価値観を持ったままだと介護はツラい

第8章 なぜ「デキる社員」ほど介護離職に突き進むのか?
 人事の方に送る「優秀社員介護離職阻止マニュアル」

第9章 すでに親と同居していたらどうすればいい?
 「親と距離を取る」のが難しい人へのアドバイス

介護関係の本をもっと読んでみたい方へ

おわりに ~家族にしかできない「親不孝介護」

手に取った動機

編集Yさんこと山中浩之さんのファンで、松浦晋也さんの「母さん、ごめん」1・2も読んでいます。
そこで書店で見かけた瞬間に手にとっておりました。

感想

勇気づけられました。
母が少し不安になってきたのか近居を言い出し、お互いいろいろ考え、先日は地域包括支援センターへも行ってきました。
いったんの結論は、いけるところまで今のままいく、ということでした。

本書を読んで、あー間違ってなさそうだなとほっとしたところです。

私が今、一番怖いのは母が倒れ誰にも気づかれず逝ってしまうことなのですが、それでも仕方ないと私自身が思えるかどうかなのだなと感じました。

また、年末年始に母と話します。
この話すことが私にとってとても大事なものになる気がしています。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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