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戦慄の猫ミス!

猫のまりもさんと出逢ったのは
「運命」だった
四十六歳、年収二百万円以下
の私が彼女をお迎えした日から、
私の「人生」まりもさんの
猫生にゃんせい
も少しずつ狂い始めた
猫に翻弄される人間側ドラマと
猫から見た物語が同時に読める
唯一無二の読み心地
イヤミスの女王がつむ
究極にして戦慄の猫ミステリー!


まりも日記 戦慄の猫ミス!

本の背表紙にこう書かれていた
面白そうw
猫ミス!は猫ミステリーなのか?
猫のミスった事なのか?
しかも、吾輩は猫であるの様に
猫の観点から物語が読めるのも
良いです

そして、treeでの紹介では、

閑話かんわ

ここは、とある保護施設。
保護された野良猫で
溢れかえっている。

今日も一匹、新入りが来た。

黄色い首輪をした、
薄汚れた猫。
やけにふてぶてしい
顔をしている。

「ね、新入りさん。
随分と汚れているじゃない。
まるで、使い古した雑巾のようよ」

早速、先住猫に声をかけられた。
白いペルシャ猫だ。
ハート形のチャームがついた
赤い首輪が、
憎たらしいほどよく似合う。

「ね、あなたの名前は?」

ペルシャ猫は、
だから苦手だ。
馴れ馴れしい。
でも、嫌いではない。
ペットショップにいたときも、
ペルシャ猫にはなにかと
世話になった。……仕方ない。
名前ぐらい教えてやるか。

「まりも」

「まりも? 
素敵な名前ね。……ね、
あなたはどうして
ここに来る羽目になったの? 
首輪をしているんだから、
もともとは
飼い猫だったんでしょう? 
捨てられちゃったの?」

これだから、
ペルシャ猫は……。
ちょっと無神経なところがある。

「ああ、もしかして、
 あれ? 
 あの大きな地震のせい?」

でも、勘はいい。

「……そうか、
 あの地震のせいで、
 飼い主さんと
 離れ離れになったのね」

正確に言えば、
逃げ出したのだ。
だって、
あのまま一緒にいたら……。

あの地震の衝撃で、
リビングの窓に少し
隙間ができた。
もともとロックして
いなかったのだろう。
あの人は、
そういううっかりミスが多い。
その隙間をみつけたとき、
今しかない! 
と思った。
今、身を引かなかったら、
あの人は本当に破滅だ。

幸い、部屋は三階。
そのままベランダから
地上に降りれば
いいだけだったが、
日頃の運動不足がたたって、
後ろ左足を挫いてしまった。

あれは、本当に痛かった。
痛くて痛くて、
のたうちまわった。
その拍子に、
ドブにハマってしまって、
全身ドロドロ。
しかも、足が痛くて
這い上がることができず、
もがけばもがくほど
ドブの底に引きずり込まれて……。

終わった……と
観念していたら、
ひょいと掬い上げられた。

白髪頭の怖そうな
おばさんだったけど、
結果的にはいい人だった。

動物病院で足の
治療をしてくれた。
さらに、
この保護施設に連れて
きてくれたのだから。

「そう、あなたも
 苦労しているのね」
ペルシャ猫が、
慈愛に満ちた眼差しを向けた。
そしてゆっくりと
瞬きをすると、

「……わたしも、結構、
 波瀾万丈な猫生を
 送っているのよ。……ね、
 聞きたくない?
 聞きたいでしょう? 
 いいわ、聞かせてあげる、
 わたしの猫生にゃんせいを」

tree

にゃんせい聞きたいです!
この下りが
気になります
閑話だから良いじゃない
無駄話ほど面白いものは無い

『まりも日記』真梨幸子(著)

うちのボタンインコなら、
鳥生ぴよせいかぁ
と感慨深くなってみた

うちの鳥ニコ🦖
毎日対話して、
今何して欲しいとか
全部わかってるつもりの飼い主

でも実は、
全然通じ合っていなかった
なんてことも有り得る

飼い主の事を本当は
どう思っているのか?

けれど、この本だと
猫なりに、ご主人の事を
きちんと考えていそうで・・・

ということは、
うちの鳥ニコ🦖も
そうなのか?
だとしたら、
「なんて愛おしいんだ!」
なんて妄想して・・・

で、今日もギーギーギー
出せ出せコールしています(笑


最後の医者は桜を見上げて君を想う

映画化決定
と書いてあったけど、
いつの話なのか?
流れてしまったのか?

続々重版、
25万部突破!
本読み書店員が選ぶ
「感動小説」第1位!

自分の余命を知った時、
あなたならどうしますか?

死を肯定する医者×生に賭ける医者

対立する二人の
医者と患者の最後の日々――

衝撃と感動の医療ドラマ!

あなたの余命は
半年です――ある病院で、
医者・桐子は患者にそう告げた。
死神と呼ばれる彼は、
「死」を受け入れ、
残りの日々を
大切に生きる道もあると説く。
だが、副院長・福原は
奇跡を信じ最後まで
「生」を諦めない。
対立する二人が
限られた時間の中で
挑む戦いの結末とは?
究極の選択を前に、
患者たちは何を決断できるのか?
それぞれの生き様を通して
描かれる、
眩いほどの人生の光。
息を呑む衝撃と
感動の医療ドラマ誕生!

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桐子 修司(きりこ・しゅうじ)
武蔵野七十字病院に
勤務する若き医者。
人の死を肯定して
死神とも呼ばれる。
闘病に疲れた患者には
強引な延命治療はすべきでないと考える。

福原 雅和(ふくはら・まさかず)
武蔵野七十字病院に
勤務する若き天才外科医。
患者を生かすことに執念を燃やす。
どんな難病でも
患者には戦って欲しいと思っている。

音山 晴夫(おとやま・はるお)
桐子と福原とは
大学の医学部で同期だった医者。
信念を貫く二人と比べて
自分は平凡だと思っている。

あらすじ大全

桐子先生の
淡々とした
余命宣告から始まる
この物語

余命宣告されたのは
確か、ご老人だった
家族は、一生懸命
このご老人の為に
色々な治療法を見つけようと
奮闘していたのに

いきなりの余命宣告

から始まる
真実を受け入れること
ができない患者と家族

そりゃそうだよなぁ
と思ってしまう
医療知識のない
家族に、いきなり死の宣告
は酷な話

でも、なんか
桐子先生が憎めない
のは、なぜだろう?
まだ、読書中だけど
面白い!
映画化されるのかされないのか
は、分からないけど
読み物としては、
グングン読める


………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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