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社会の闇・ミステリーの魅力

染井為人さんの『海神』を
読みました。

震災の影、三陸の地
天ノ島に現る救世主の姿
遠田政吉、その名は光か
横領の疑惑、闇が忍び寄る

新聞記者、菊地一朗
真実を追う、その眼差し
震災の悲劇、心に刻む
冷酷な人々、無自覚の悪

染井為人、筆を走らせ
痛みを描く、深い傷跡
感情の迷路、青年の姿
洞察の光、心に響く

亡き人々への祈りを込め
震災の記憶、再び蘇る
不正義に対する、鋭い批判
読者の心に、深く刻む

ミステリーの魅力、社会の闇
染井為人の物語の力
必読の一冊、心に残る

辛い辛いと思いながら
最後まで読んでしまいました。


海神
染井為人(著)

東日本大震災で
被災した三陸沖の島に現れた
復興支援のプロ・遠田政吉。
行政の支援も届かない地獄で
救助、遺体捜索などに奔走し、
救世主として信望を得るが、
のちに復興支援金の
横領疑惑が発覚する。
島出身の新聞記者、
菊地一朗が疑惑の解明のため
遠田の過去を探り始めると、
そこにはおぞましい闇が――。

海神
染井為人(著)
Amazonより

物語は、震災で甚大な
被害を受けた
三陸沖の天ノ島を舞台に、
復興支援のプロである
遠田政吉が救世主として
現れるところから始まります。
しかし、
彼には復興支援金の
横領疑惑が浮上し、
島出身の新聞記者
・菊地一朗がその真相を追う
という展開です。

この作品の魅力は、
実際の事件を
モチーフにしているため、
非常にリアリティがあり、
一気に読ませる力が
あるところです。
災害に乗じて弱者を
食い物にする無自覚な
悪人たちの存在を描くことで、
現代社会の闇を鋭く
えぐり出しています。

読者は、震災の悲劇とそれを
利用する人々の
冷酷さに対する怒りと共感を
感じずにはいられないでしょう。

染井為人は、
この作品を書くにあたり、
多くの苦しみを経験した
と語っています。
登場人物たちの
傷に触れることは精神的に
非常にきつい作業であったと
述べていますが、
それでも彼はその痛みを真摯に
描き切っています。
特に、感情をうまく
表現できない青年の
キャラクターが印象的で、
彼の描写には深い洞察が
感じられます。

さらに、『海神』は、
震災で亡くなった方々や
傷ついた方々への思いが
込められており、
読み終えた後に東日本大震災を
再び思い起こさせる
きっかけとなることを
願っています。

染井為人の筆致は、
読者の心に深く響き、
社会の不正義に対する
鋭い批判を投げかけます。

総じて、『海神』は、
ミステリーファンのみならず、
社会問題に関心のある
読者にとっても
必読の一冊です。
染井為人の卓越した
ストーリーテリングと
社会派ミステリーの
魅力が詰まったこの作品は、
読者を深く
考えさせることでしょう。

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