同じ職種の人たちが応援しあうネットワークを作りたい。デザイナー向け1on1マッチングサイトを作るまで。
こんにちは!フリーランスで活動しているNickyです。
本日、myMentorというWebサービスのβ版(無料)をリリースしたので、お披露目とともに作った想いをここにまとめたいと思います。あなたが、もしデザインに関わる方でしたら、一度ご覧いただけたら嬉しいです!
myMentorとは?
myMentorとは、デザイナーの方々が社外の仲間を見つけるためのマッチングサービスです。あなたが話したい話題を投稿したり、あなたと同じ話題を話したい人を見つけて、つながることをお手伝いしています。
そして、つながったお相手と1on1をしてみることで、あなたの周りに社外のゆるやかな助け合いの輪が広がっていくことを目指しています。
作ろうと思ったきっかけ
とても個人的なお話ですが、これからお話しする2つの経験がこのサービスを作るきっかけになりました。
一つ目は、Webに晒すのはとてもとてもお恥ずかしい、私の失敗経験が元になっています。
私は、20代の5年間ほどを海外で過ごし、事業立ち上げを行っていました。当時、血気盛んだったので、なんでも自分で解決してやろうとゴリゴリやっていました。それこそ、「この事業を分かっているのは自分しかいない!」みたいなノリですね。
ありがたいことに事業は成長していて、責任が重くなってきました。すると、「一人で解決できないことが増えるのに、人にも頼れない」という状態に陥るんですよね。この負のスパイラルに陥った自分は、案の定潰れかかりました。そして、当時の上司から「もっと頼って良いんだよ」という言葉をもらって、泣き崩れたのは今では良い思い出です。
二つ目は、上記のような体験は私だけではないことを知ったことです。
社内に少人数の職種の場合、誰かに頼りたくても社内に同じ領域の話をできる人がいなかったり、社内の人間関係から話しづらい場面があるように感じていました。特に、デザイナーやPdMなどの職種は、エンジニアのように明確なノウハウにすることも難しい分野です。頑張ろうともがけばもがくほど、周囲とのギャップに苦しんでいるように見えました。
この課題感を何らかの形で解消できないか。そんな気持ちをモヤモヤと持っていました。
モヤモヤとしながらの迷走
ただ、モヤモヤとした想いを持っていても、漠然としたアウトプットにしかならないんですよね。試しに思いついた機能をモバイルアプリで作ってみたり、それをレビューしてもらったりしていたのですが、いまいちピンときませんでした。
一例ですが、
・やっぱり仕事で困った時には「その道の有識者」や「一歩先をいく先輩」からのアドバイスが欲しくなります。ただ、そこにフォーカスしすぎるとアドバイスする側のメリットやそもそもの母数が少なくなってしまう...
・それなら、「コーチング」や「メンタリング」の文脈で壁打ち相手を募ることも一つの案です。ただ、a. 既に事業としてやられている方々もいるし、b. 本質的に課題を共有していない人との壁打ちはちょっと今回の課題感とずれるかな...
というような感じです。
課題感をあまり深掘りしないまま、まず行動してみていたところがあるので、結局回り道をしてしまった感がありました。
「社外の人との1on1」から生まれたアイデア
そんなこんなで試していたところ、bosyuというサービスで素敵な出会いがありました。
PdMのきゅーいさんには、最上流のところから並走していただきました。上記の課題感の掘り下げから、ソリューションアイデアのブレストまでめちゃめちゃお世話になりました。(純粋にPdMとして尊敬です...!)
そして、CDOのheroさんには、UX観点のアドバイスやお知り合いとのご縁をつないでいただくなど、具体化する際のヒントを沢山いただきました。(それがうまくサービスで十分に実現できていなくて申し訳ないです...!)
こうやって、私自身が「社外の人と1on1で話しながら、課題を共有し、アイデアをみつけていく」。そんなプロセスを体験していくと、非常に価値あるものだと思えました。むしろ、それがなければ、ここまで作れなかったと思っています。
そこで、myMentorでも「ちょっと違った視点や経験を持った、同じ職種で頑張る仲間と、もっと気軽につながれる」ことが、ソリューションになるのでは?と考えました。
どんな未来を目指しているのか?
「頼れる人と、応援しあう」
これが、myMentorのコンセプトです。普段から、同じ分野で活躍する方と知り合って壁打ちしあったり、困ったときにはちょっと背中を押してもらう。そんなゆるやかなつながりを育むことが、あなたの次の一歩を支えることにつながればと思っています。
とはいえ、今回のβ版だと...
Step1 自分の話したい話題を投稿する
Step2 話題の合いそうな相手に「気になる」を送る
Step3 相手からも「気になる」が返ってきたら、SNSでつながる
というだけのシンプルな仕組みです。
本当は、サービス内でメッセージを送りあったり、そのまま1on1のアレンジまでしたいのですが、まずはここから始めてみたいと思います。
みなさまへのお願い
myMentorは、アプリケーション開発経験もなかった著者がすべて個人で作っておりまして、、プロの人からみれば粗が目立ちまくると思います。しかも、モバイルからのアクセスだとめっちゃみづらいと思います。。力足らずで本当に恐縮です...!
ただ、この世界線に共感してくださる方がいらっしゃれば、逐次改良していきたいと思っています。まず気軽に登録してみていただいて、話したいネタを1つ投稿してもらえたら嬉しいなという気持ちです!
ここまで長文を読んでいただいた方、ありがとうございました!
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