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2020年がこうじゃなかったら

こんな予定じゃなかったのに、を繰り返している。

授業が今年は全てオンラインになり、実習は時期がずれた。
卒論のために大学の図書館に行こうとしても予約必須になり、学校が始まってから3回しか大学に行っていない。図書館を利用するための2回と、院試で1回。

自粛期間だった2か月間、幸いバイトはあったので外に出ていたけれど、一人で過ごす部屋はおそろしく時間の流れが遅かった。

何もしたいことがないからベッドに寝ころび、窓から入る太陽の暖かさに心を溶かした。

こうじゃなかったらどうだったのか。

もっと楽しくて、勉強も遊びも全力で!みたいな顔していたのかなと思う。

悩み事も今の半分くらいでもう少し気楽で、落ち込むことも少なかったのかもと思う。

誰も悪くないからこそ誰のせいにもできなくて、もし自分も感染してたらどうしようと思いながら働くこともなかっただろう。

2020年がこうだったから出会えている人もいて、2020年がこうだったから離れるのが早くなってしまった人もいる。

自分だけの時間が長かったから思考はぐるぐる巡ったし、自分の弱さを受け入れようと思うようになった。

こうじゃなかったらよかったのに。

こうだったからよかったのかも。

2020年をなくしちゃったらどうだったのかな。

なかったことになんて、できないよな。

ちょろい女子大生の川添理来です。