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北京留学最終日

明日の夕方には日本に着く。
私の隣にはスーツケースが開きっぱなしになっている。

9月のはじめに北京に来た。
ずっとずっと楽しかった。
楽しくない時間なんて一秒もなかった。

知らないこと、知りたいこと、おもしろいこと、日本にはないもの、ここで知り合った友達、面倒を見てくれた人、美味しかったもの、どうしても理解できない味だったもの、好きなアイドルに会えたこと。

たった半年だったけれど、この時間は私のいままでの人生でとても意味があって、きっと私のこれからの人生でもとても大事なものだと思う。

中国語を勉強し始めて、少しづつ世界が広がっていく感覚があった。
私が知らない世界があることを知らなかったことに気付いた。その場所で生活することがすごく楽しくて、全部がおもしろくてたまらなかった。

帰ったらやることがいろいろある。
今年の目標は大学院に合格すること。

みんな「理来なら大丈夫だよ」と言ってくれる。
試験は簡単ではないし、バイトもしなくちゃいけないと思う。妹が今年から大学生になる関係で、母から私への仕送り減額勧告を受けた。どうしようもないのでバイトを増やそうかとも思っている。

でも大事な友達と最後の一年だから遊びたいなとも思う。この前はましゃかさんの限界貧困でもできる遊びを読んだので実践する。

そしてHSK6級(中国語の検定の一番難しい級)に合格したい。

大学院に受かったらまた中国に来たい。

それまで努力です。

この半年間は、死んでも忘れないし、死ぬ前には絶対に思い出すし、私のこれからを導いてくれた、そんな半年だった。留学に来て良かった。

ちょろい女子大生の川添理来です。