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明日、院試です

とうとう明日院試を受ける。

成績が比較的良く、GPAの基準をクリアしていたので面接だけになった。
内部進学なので知っている先生方と会うことになるのだけど、そんな簡単に受かるわけでもないので一か月前から練習はぼちぼちしていた。

大学院に行きたい。とても。
あと半年だけで勉強が終わるのが嫌で、卒論3万字では書ききれない内容をもっと研究したいと思っている。それがうまく伝わればいいのだけど。

大学院進学にあたっていろんな大人に相談した。行くべき!と応援してくれる信頼できる先生がいて、すごくうれしかった。
一回就職したほうがいいよ?とか文系の院卒は雇ってもらえないよ、と教えてくれる方もいた。けれどこれからのライフプランを考えたとき、一度就職してしまうと、私が大学に戻ってくることはきっとない。結婚や出産など学業以外のイベントも考えると、今じゃなきゃできないことだと思う。

これまで4年間近く大学で勉強して、たくさんの本を読んで、知らないことを知って、すごくすごく楽しかった。中学高校のみんなが同じ方向を向いて同じことを勉強したときの何倍も楽しかった。自分の興味がいろんな方向に向いて、たくさんの情報が私の中を駆け巡っていく感覚が新鮮だった。

私のやりたい研究は、人々の命を救ったり生活を大きく変えたりするようなものではない。素晴らしい発明でもない。文学ってそんなもんだと思うのだけど、ね。

それでもやりたいと思う。

4年前の大学入試を思い出す。
下見をしたはずなのに当日新宿駅で道に迷い、筆記試験は漢字が書けなかった。「ヘイトスピーチ規制法を説明せよ」という問題には、時間ギリギリで「ヘイトスピーチ✖」とだけ書いた。面接は待ち時間が長すぎて隣の子と仲良くなった。正直よく受かったと思う。

仲の良い友人に応援のメッセージをちょうだいとお願いすると、「ショートコント、面接って言ってから始めると気が楽だよ」とか「理来なら余裕だよ」と言ってくれた。大丈夫な気がする。

少し緊張している。でも高校も大学も面接で入った身なのでこれは得意分野だと自分に言い聞かせている。

スーツが実家に置きっぱなしなので、妹から借りて着てみるとかなり似合っていたし、その写真を母に送ると足が細くなったと言われた。うれしい。

試験が終わったらご褒美にアイスを食べたい。できればハーゲンダッツがいい。

いってきます。

ちょろい女子大生の川添理来です。