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夏休みの課題は「やっても、やらなくてもいい」にした

どうも、ニコラスです!毎日暑くて暑くて・・・夏休みって感じです。生徒は休みでも教員は出勤しています😅本日は、私がこの夏休みに生徒に出した課題の概要を紹介したいと思います。


教科書1レッスン分の内容把握プリント

 教科書を見ながらやれば完了するプリントです。わからない語句は調べてやる。おまけで通常の授業で実施しているその単元に関する調べ学習を課しました。今回のレッスンでは「海外の学校のユニークな行事」がテーマなので、「自分たちの学校に新たな行事を提案してみよう!」という探究的な要素のある調べ学習を設定しました。

夏休みの思い出を英語日記で3日分(写真をつけてロイロノートで提出)

 昨年の夏休みに「面白いんじゃないか」という思いでやってみた課題。思った以上に生徒にハマって、以来長期休業の定番課題になりました。タブレット端末を有効活用できる点・写真を撮る際のマナーなど多面的に学べるのも大きな特徴です。何より生徒個々のセンスが光る✨課題です。英語嫌い・苦手な生徒でも「文法の間違いは気にしなくていいよ。」と言ってあるのでとりあえずやってみようという気になります。

例えば、水族館で撮ったこの写真に3文程度の英語で日記を書く

ロイロノートで提出してもらい、担任に「◯◯さん、こんな素敵な写真とってきました!」とか「◯◯さん、こんな趣味持っていますよ!」とか話のきっかけにもなります。

さらに今年は実験的に・・・

上記の課題を「やる」・「やらない」は自分で決めてください(意見は尊重します)にしました👏👏👏
理由は・・・これまで多くの教科が長期休暇の課題について、提出できたことに対する評価がほとんどなく提出できなかったときの罰が際立っていた(例:夏休みの課題が期日までに提出できなければ2学期の評価を下げる)ことに違和感を覚えたからです。これだと生徒は「罰を受けないために課題をやる」というマインドになってしまい、本質から大きく外れてしまいます。なので、そのことを生徒にも説明し、「提出できたものを加点。提出できなくても減点はしない。自分にとって必要だと思ったらやって。」と伝えました。どんな結果になるか楽しみです😀

まだまだマイノリティです・・・

 実験的ですが、ゆくゆくはこれが定着して「宿題・課題」がなくても生徒が学べるといいなと思っています。正直、この緩さを面白くないと思っている教員がほとんどです。「英語科なんだからもっと受験対策をしなさい」と言わんばかりに「もっとやることあるんじゃないの?」と言われたこともあります。全員が全員、受験に英語を使うわけではありません。むしろそのような「みんな一緒」の授業を「受けてきて勉強が嫌いになった生徒が多くいます。その子たちにもう一度「学び」に向き合ってもらえるように試行錯誤をしています。

チャンス到来!

 このような取り組みも踏まえたニコラスの授業実践を来月、ちょっと大きな教員対象の研修会で発表できることになりました🤭「ぜひやってください!」ではなく、今の授業が「子ども中心になっているか」立ち止まって考えていただければいいなと思っています。また、同じようなマインドを持っている方と繋がれれば嬉しいです。もちろん、この記事に共感していただいて繋がれるといいなとも思っています🫡

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