講義_学生_新人向け_

「姿勢」について①

今回は自分が動画、文献を通して学んだ知識から、

技術的な部分というよりも「なぜ正しい姿勢が大事か」をお伝えします。


①そもそも「正しい姿勢」って?

「正しい姿勢」という言葉の中には、「その物事を行うのに適した姿勢」という意味合いが含まれています。

ご飯を食べる時、わざわざ仰向けに寝て食事はしませんよね?

寝る時、わざわざ直立不動にはなりませんよね?

 生きているうえで至極当たり前のことなのですが、これは「人間が各活動に適した姿勢を無意識に取っている」から考えたりせずその姿勢をとるわけです。

②正しい姿勢をとるメリット。

行うべき活動に対して、身体の効率性が上がり疲労しにくくなる。

行うべき活動に対して、集中力が上がる。

行うべき活動に対して、集中する時間が持続しやすくなる。

ということが期待できます(精神・環境条件で変化はありますが…)。

もし、「正しい姿勢」で作業を行っているにも関わらず、集中力・持続力・効率性が高まらない場合、何かしらの理由で体のどこかが歪んでいる可能性が高いと考えられます。俗に「パフォーマンスが発揮できない」という状態ですね。

③「正しい・良い姿勢」ではないといけない理由。

ここからが本題ですが、「姿勢」に関して様々な文献・資料がありました。

自分の中で興味深かったものをお伝えします。

「個体発生は系統発生を繰り返す」(ヘッケルの反復説)より。

進化論などでよく目にする猿から現在の人間への進化図が有名です。

 生物学上、「ヒト」が完成するためには約10年必要なのだそうです。人が成長する際、「姿勢」そのものが曲がったままでは脳が十分に発達しきらず、進化途上の段階で止まってしまう可能性があるということでした(しかし、「姿勢」と「脳の発達」の関連性や根拠に乏しい部分があるため、現在も研究中だそうです)。

 上記の研究について「有効性が高い」と結論づけられた場合…少し怖いですね。特に子育て世代の方々は気に留めていただけると嬉しいです。

④ごく簡単な姿勢の歪みに対する対策

・足をよく組む人は組みにくい方の足で行う。

・利き手ではなく非利き手でできる生活動作(歯磨きなど)を行う。

・荷物を持ち上げる際、軸足を変える。

などがあります。健康分野について興味のある方なら、すでに実践している人もいるかもしれません。要は利き手ばかりを使用せずに非利き手をなるべく使用することで、左右との釣り合いをとり身体軸の歪みを生活内で自然に調整する。ということです。

※あくまで一例であり効果が確実に出るものではないです。むしろ、普段から痛みを出さない予防的な側面を含んで実践してもらう方がよいかと思います。

今回はこの辺で。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。





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