スペイン女ひとり周遊記vol.1[ひとりは気楽だ]
¡Hola! ¿Qué tal?
スペインはマラガ、次いでマドリードに3月末まで留学していました。
今回は、滞在中に挑戦した一人旅について。
「旅行じゃなくて旅を」を隠れコンセプトにしていたわたしですが、
結果、まあまあ無理することになった旅もいくつかありました。
これから何回かに分けて、無鉄砲・無計画なわたしの、旅の軌跡をご紹介します。(そのあとは、楽しかった”旅行”のほうも書きたい。)
旅した場所リスト
ひとり(ツアーにひとりで参加した場合も含む)で行ったスペイン国内の都市は、以下の12か所。
[マラガから]
・ロンダ (現地からのバスツアー)
・セテニル (同上)
・コルドバ
・グラナダ
[マドリードから]
・トレド
・セゴビア
・サンセバスチャン
・サラゴサ
・モンセラット
・バルセロナ
・マラガ
・セビージャ
これから、順番に振り返っていきます。
まずは、お気に入りのロンダとセテニルから。
ロンダで伸びをする
ロンダとセテニルは、はじめて語学学校で申し込んだツアーの目的地でした。
参加者は、だいたいがマラガ大学の生徒。それ以外の人も参加できるらしく(インド人の家族もいた)、勇気をだして参加してみました。結果、そんなに友達はできなかった…。
「カメラかわいいね!」と話しかけてくれた、ツアーコンダクターのイタリア人の大学生とだけインスタを交換しました。
そんなこんなで、ロンダを歩きます。
ロンダは、スペインの南にある街。4時間ほどの自由時間の中で、街の端から端まで歩けました。それくらい小さい。
有名なのは街の中心にある大きい橋「Puente nuevo(プエンテ・ヌエボ=新しい橋)」ですが、展望台から眺める旧市街や、栄えすぎていない落ち着いた雰囲気も好みでした。
ゆっくりと伸びをしながら、伸び伸び歩きます。
ちなみに、若いスペイン人が9割を占めるこのツアー団体は、ツアー中にスピーカーを持ち歩き、大音量でクラブミュージックを流し、橋の前ではクラブダンス大会を始めました。笑っちゃった。
こういう自由さも好きだよ。
スペインの南には「白い街」がたくさんあります。ロンダにもそのうちのひとつが。太陽が白壁をまぶしいくらいに照らしつけて。青い空と白い壁が魅せる美しいコントラスト。…詩人が誕生しちゃうくらいきれいな風景でした。
時間が余ったので、カフェへ。せっかくだからチュロスがあるお店に行きたい!とGoogleMapでヒットしたところに向かいます。
洋風な顔の観光客が英語で話しかけられている中、見るからにアジア人なわたし、スペイン語でごり押し。
大体は英語で話しかけられるから(そりゃそうだ)、「スペイン語、話せますよ!!」アピールはとても大切です。ただ、たまに向こうも、英語でごり押してくることがあります。そのときは素直にしたが…わず、やっぱりごり押します。
実は、ここにきて、初めてのチュロス。思っていたのとちがうチュロスが来ましたが、いかんせん初めてだったので、しばらくはこれがスペインのチュロス、と思い込みます。(後から知った、これは南の一部地域のチュロス。)
店員さんも、最後はスペイン語で話してくれました。「現金があればうれしいんだけど。」手持ちの5ユーロ紙幣を渡すと、にっこり。「¡Hasta luego!(またね!)」と言ってお別れ。
集合時間になり、バスはセテニルへ向けて出発。30分ほどで到着です。
負け知らずのセテニル
セテニル(Setenil)の名前の由来はラテン語の"Septem nihil"。これをスペイン語にすると"Siete veces nada"、「7回(攻撃しても)、何もない」という意味です。イスラム教徒が占領していたこの土地を、キリスト教徒が占領しようと攻撃してもなかなか陥落しなかった、そんなことから名付けられた土地です。
この街の特徴は、岩壁をそのまま壁にしちゃった家。高く切り立った断崖を背にして、家が連なっています。まるで岩壁が家を飲み込んでしまっているみたい。
高いところから見ても、岩壁を取り囲むように連なる家々のみなさん。街全体が自然と一体化していて、不思議な光景を作り出していました。
移動中も楽しいスペイン旅。バスから見える風景も、ひとあじちがいます。
勇気を出して、初めてひとりで参加したツアー。とっても充実していました。このツアーのおかげで、ひとり旅に向けて好スタートを切ることができたのではないかと思っています。
次回は本格的にひとり旅始動です。お楽しみに!
¡Hasta pronto!
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