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大聖堂のパイプオルガンコンサートに行ってきた

昨晩は、隣町までオルガンコンサートを聴きに行ってきた。文化遺産となっている大聖堂があって、立派に修復されたパイプオルガンが設置されている。

夏のシーズン中に何度かコンサートがあるので、子供や夫と何度か足を運んだことがある。昨晩は、子供は友達とバカンスに行っていて留守、夫は出張中で留守、ということで、一人で行ってきた。

昨晩行った大聖堂のステンドグラス

高い位置に設置されているパイプオルガンは、客席から見えない位置に演奏席がある。しかし、親切にも客席の前方にスクリーンで奏者を写しだす形式のコンサートが多い。客としては音だけ聴いても面白くないだろうという理由だからだと思う。他の大聖堂や教会でも、スクリーンを設置してくれるところが多いように感じる。

昨晩のコンサートも、前方のスクリーンで奏者を映し出しながらの形式だった。手鍵盤と足鍵盤の付いているパイプオルガンを弾く姿は、さながらエレクトーンを弾いているかのようで、目で見ていても楽しめる。

演目の中では、メンデルスゾーンのオルガンソナタ、が特に気に入った。

調べてみると、メンデルスゾーンは6つのオルガンソナタを作曲しているとのこと。

夏休み中とはいえ、コンサートは満員御礼であった。

プロの演奏であっても、基本的に教会や大聖堂でのオルガン定期コンサートは入場無料で、帰る際に気持ち程度のお布施を渡す形式になっていることがほとんど。

お布施は、係の人が持っている帽子の中に入れたり、入場の際にプログラムと一緒にお布施用の封筒を渡されて、帰り際にその封筒を係の人に渡すようになっていたりする。

昨晩は一人だったので、封筒に10ユーロ札を入れて帰った。いつも一人あたり10ユーロ入れることにしている。

ひんやりとした、高い天井の石造の大聖堂の中で鳴り響くオルガンの音を聴いて、良い気分転換になった。

音楽って、いいよね。

こういうのが日常なのが、ヨーロッパ生活の良いところではあるのだけど、少し嫌なことがあると、すぐに忘れてしまうのであります。


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