選択肢をたくさん持っておく大切さ
私は大学4年生になる前の1年間、音大を休学しオーストラリアに行きました。卒業してから行っても良かったのですが、日本で一般企業に就職する場合に足かせとなることを心配しての決断でした。
結局日本では就職せずに日本の大学を卒業して間もなくオーストラリアの大学に進学し、就職したわけですが、あの頃からリスク管理について考えたのは一生の糧になっていると思います。
リスク管理というのは、何かが計画通りにいかなかったり状況が変わった時に柔軟に対応するために、選択肢を増やしておくことだと思います。
語学留学を考えていた時は
(怪我や気持ちの変化により音楽や教職分野で働きたくなくなった時のために)大学卒業前に留学し、音楽や教職以外の進路も見据えたスキルアップ
(日本に住むことが自分にとってベストでなくなった時のために)日本以外の国でも働ける語学力や資格の習得
(世界中どこでも生活できる自分を作るために)日本の価値観から一度離れて移民の多い国に住み、新しい価値観を構築する
オーストラリアの移住を考えていた時は
(ビザの申請は高額、種類によっては取得が難しい為)どの種類のビザをどの順番で取得していけば高確率、低コストで永住権が取れるか
(都市部で永住権申請ができなかった場合)永住権の可能性が高くなる田舎に行く覚悟はあるか
(ビザが切れて帰国しなければいけなくなった時)ほかの国でワーホリに行くのか、または就職するのか、完全帰国するのか(就活どうするか)
リスク管理~自分に選択肢を与えたことによって
目標達成の可能性アップ
心に余裕ができる
数々の選択肢からその瞬間の最適なオプションを選択できた
目標達成ならなかった時にも心が折れずに済んだ
目まぐるしく変更される永住権のルールにも柔軟に対応できた
日本にいると、敷かれたレールの上を歩き続ける。というイメージがあるのですが、オーストラリアにいると(特に外国人ーマイノリティとして)まっすぐに、計画通りに物事が進んでいくことのほうが少ないので、最初は戸惑いました。
でも、今はオーストラリア人からのいろいろな変化球(?!)にも柔軟に対応する力も培われ、順応できています。
オーストラリアや、移民の多い国で生活されるかたは特に、この自分に選択肢を与えておくことの大切さをぜひご自分なりに考えていただけたらと思います。
最後まで読んでいただいた方、今日もありがとうございました^^