卒展終われど創作死せず|卒展ダイジェスト②
先日終了した卒展の様子をダイジェストでお伝えするnote、2回目となる今回は雑貨デザイン科から参ります。というか、もう始まっております。
サムネイルの画像ですが、フリー素材サイトから拝借してきた良さげな画像ではなく、実は雑貨デザイン科の学生の作品です。雑貨!?雑貨です。
↑前回はこちらからご覧になれます
⑥雑貨デザイン科
雑貨を作る科で、街を作っちゃった。
でもいいんです。雑貨デザイン科では授業の一環でジオラマ制作を経験します。アクセサリーなどの小物以外にも表現の幅がかなり広いので、ありとあらゆるものを自分の手で作れるのがこの科の魅力。コミュニティの一つや二つは作れても不思議ではありません。
△ジオラマの俯瞰。マンガ好きな作者は、自作マンガの世界を3Dで表現した
食品サンプルのミニチュア作りがプロ級の学生は、お寿司を走らせていました。
かっ◯寿司の新幹線がこれになったら週8で通ってしまうかも知れません。
イラストも自作した展示。イラスト分野でも食べていけるのでは…。
マンガやイラストなど、自分の得意×雑貨を掛け合わせて見応えのある展示をした雑貨デザイン科。ディスプレイに関する授業を経験しただけあって、魅せ方も他科とは一味違う仕上がりでした。
⑦アプリケーションデザイン科(現:Webデザイン科)
アプリケーションデザイン科はアプリの開発やWebのデザインに取り組んできましたが、今回は写真映像科の学生とのタッグを組み、より視覚に訴えてくる体系的な展示を展開しました。
自分の家族にスポットを当て、家族との歴史を美しい写真や映像、パネル上に展開。誰が見ても最後には頬が緩んでしまうような、愛に溢れた展示でした。
他にも展示があったのですが、SNSへの掲載許可の関係でお見せできる作品が少なく…申し訳ございません!
⑧アニメーション科(現:デジタルアニメ科)
アニメーション科では、90秒ほどのオリジナルアニメを上映。ファンタジーものや青春もの、ゾッとするものまでジャンルは多岐にわたります。
少ない人数でこれだけの作品を作ったとなると、チームワークや技量の高さが伺えます。
△オリジナルアニメの登場人物の学ランと学生証。ファンの気持ちを理解した作り
神は細部に宿るとはよく言ったもので、実在しないアニメのキャラであってもこれだけ細かい設定や小物があると実体を持って生活しているような感覚に陥ります。
常日頃からより近くで推しを感じたい、という心理を理解しているアニメ科ならではの粋な展示でした。
4月から実際にアニメ業界へと旅立つ学生も多いアニメーション科。これからはエンドロールにも目が離せません。
⑨写真映像科
写真映像科では、学生それぞれのテーマに沿って撮影に奔走した力作が展示。
ポートレート、集合写真、乗り物、静物、夜景、被写体は学生によってガラリと変わります。
△漁港の1日をモノクロで表現。ハードボイルドな雰囲気が漂う
△壁面を大きく使った展示には迫力があり、見る人を圧倒する
△東北各地の夜空を収めた写真。これだけのものを撮るには想像もつかない努力が必要なのは想像に難くない
△水に沈めた果物に絵の具がかかっている。iPhoneの初期壁紙でも違和感がない
毎年恒例になっている「写真映像科かるた」も展示。学生らが表情豊かに五十音の単語を表していて見飽きませんでした。こちらは後々ニチデ校舎にも展示されるかと思いますので、オープンキャンパスなどでご確認あれ!
⑩ゲームイラスト科(現:ゲームCG科)
卒展最後のブースに足を運ぶとすぐに、背筋を人差し指でなぞられるような甘い声、いわゆる「イケボ」が聴こえてきました。
出どころは…
ここかっ!!
まじまじとキャラの設定やPVを眺めて、これはさすがに既に実在するゲームかと思ったら学生作品でした。凄すぎ。
音声ありの動画をご覧になりたい方はこちらからご覧ください!
(声優さんは学外の方にご協力をいただいています。詳細はYouTubeページにてご確認ください)
ゲームイラスト科の学生はゲームに関する背景やキャラクター、武器や小物、果ては動かし方まで体系的に学ぶゲーム作りのエキスパート。2022年4月からはゲームCG科に生まれ変わり、3DCGでの製作も本格化します。
△タイトルのロゴ、良(よっ!)ニチデのCMにも登場したキャラクターも
↑CMはこちらからご覧になれます!
△パッケージと一枚絵でジャンルや形式が思い浮かぶ。ゲームを多くの人に手に取ってもらうためには、分かりやすさとクオリティが必要
△こちらもパッケージで冒険心をくすぐられる
それぞれの展示の向こうには、作者の思い描いた世界が広がっています。小さい頃、手に取ったゲームのパッケージ裏を覗き込む時のような胸の高鳴りが懐かしいゲームイラスト科の展示でした。
2週にわたりお届けしたニチデ卒展の様子。
昨年に引き続き、足を運ぶのが難しかった方もいらっしゃるかと思います。
卒展の雰囲気はニチデWebサイトで2月末までご覧になれますので、ぜひご覧になってくださいね。360°カメラで各科ごとに覗けるので、今回のnoteを読んで気になる科ができたらそれだけチェックでも嬉しいです!
2年生の皆さんは間も無く卒業を迎えますが、これからも様々なものを自分の手で作り出す、クリエイティブな心を忘れないでください。皆さんが本気で身につけた技術や知識は、誰にも奪われない宝物です。
これからも応援していますよ!
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