知的好奇心くすぐる「OF HOTEL」にてプレゼン!
1月某日。
美術館?
ーーーやっぱり美術館??
否。
こちらは、仙台駅ほど近くの花京院に2022年にオープンしたOF HOTELさんです。
「東北との新しい出会いの場」を掲げ、カフェ、バーなど多種多様な施設が併設されているだけでなく、アーティストの展示会、ワークショップなども展開するOF HOTELさん。
宿泊部屋は、シンプルかつ明るい内装。機能美にうっとりしてしまいます。
また床には岩手県の栗の木などを活用しているそうで、こだわりを感じます。
こだわりの詳細に関しては、以下のURLからご覧いただくのがわかりやすいかも知れません。note担当の言葉で説明するのであれば、クリエイターであれば刺激を受けること間違いなしのビジュアルとサービスを兼ね備えているイカしたホテル。それがOF HOTELです。
さて、そんな施設になぜnote担当がお邪魔しているかというと…
プ レ ゼ ン の た め で す
グラフィックデザイン科2年(現クリエイティブデザイン科)の面々が、地域コラボの授業の最終プレゼンで訪れておりました。
この科名の書き方「X(旧Twitter)」みたいで好きだったんですけど、グラフィックデザイン科としての学生さんはこの3月で卒業してしまい、もう言える機会がないんだなあ、としみじみしております(幻影余談)。
なんだかグラフィックデザイン科っていつもプレゼンしているイメージがありますね。ヴィジュアルコミュニケーション、地域コラボの授業あたりはプレゼンベースで授業が進んでいくのでかなり実践的です。
さて、というわけで敏腕の講師の先生がOF HOTELさんとニチデを引き合わせてくださり、今回は学生さんが「自分の考える理想の滞在プラン」をプレゼンさせて頂きました。
漫才、かわいいお人形、メイク、作字、ホラー、食、アーティスト、麻雀…。それぞれが、自分の好きなコンテンツを滞在プランに練り込み、審査員となるスタッフの皆さまにプレゼンします。正直、自分の趣味嗜好をプレゼンするだけなら正直そこまで難しくはありません。
しかし、デザイナーの卵である学生の皆さんは、顧客とその先にいるお客様のことを考えねばなりません。ホテルのコンセプト、同業他社にはない魅力とは何か。また、宿泊者の求めているニーズはどんなものが考えうるか。
それらを考えた上で、自分の「好き」を織り交ぜてスライド3、4枚ほどでビジュアルに落とし込み、プレゼンを行いました。
ちなみに写真の学生さんは、自分の好きな「フレグランス(いい香りを嗅ぐ体験)」を織り交ぜたプレゼンを行なってくれました。
スライドに表示されたQRコードを読み取ると、
自作のWebサイトが登場。
粋な演出に、審査員のスタッフさんもおお、と声を漏らします。
今回のプレゼンは個人戦。一人ひとりが前に立ち、自分の想いを伝えます。
グラフィックデザイン科の面々は、クラスメイトのプレゼンを見ながら、次は自分の番か、と震えながら待っているーーーー
ということはなく、
10年くらい前の高校生の青春のノリで写真を撮ったりしながら、待っていました。
実は今回のプレゼンはOF HOTELさまのカフェエリアを貸し切って行われておりまして、学生さん一人ひとりにスイーツのセット&ドリンクを注文しておりました。
当然、はしゃぐ。
美味しいスイーツにおしゃれな空間、時折沸き起こる笑い、和気藹々とした空気のなかプレゼンが進んでいきます。
全てのプレゼンが終わり、いよいよ結果発表。
最初にスタッフの方から講評をいただいたのですが、皆さま宿泊者層に近しい年齢のニチデの学生さんが考えるプランに「視野が広がった」と感謝の念を述べるとともに、実現可能性まで考えて真剣に審査くださいました。
頑張ってよかった…と頷く学生の皆さん。
2年間の最後の授業ということもあり、その頷きは重く、何か特別な意味があるように思えます。このままスタッフクレジットにあわせていい感じの音楽が流れて、誰かの流す涙に焦点が定まれば大団円で終わりそう。24時間テレビでいうとサライが流れている状態です。
しかし、スタッフの方が最後に発した言葉に、学生さん方の表情が一気に変わります。
「最初予定にはなかったんですけど、今回、一番素晴らしいプレゼンをした方に、当ホテルのペア宿泊券を差し上げようと思います」
え…?
俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にこい⁉️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️俺にくれ‼️
優勝‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
最後の最後にドロッとした欲望が垣間見えましたが、プレゼンは無事終了。
学生の皆さんも普段と違った環境で、また実践形式のプレゼンで非常に勉強になった時間を過ごせたものと思います。
貴重な機会をくださった講師のO先生、そしてお時間をくださったOF HOTELさま、本当にありがとうございました!
note担当は今度普通に泊まりにいきたいと思います。
(終わり)
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