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私立中オープンスクール&小説「翼の翼」から中学受験を考える6月

我が家の娘は小学2年生。
中学受験なんて、まだ相当先だと思うのだけれど、最近の中学受験をする子どもたちは小学3年生の2月から塾に通い始めると聞いて、そう遠くない話なのだと思う。

夫も私も、小・中・高と公立で、中学受験をすることなく、小学生の間はのびのびと暮らしていた。
「娘には必ず中学受験を!」と言う強い思いはないのだけれど、選択肢の一つとしてあってもいいのかもね〜程度。

そんな親子で、6月のある土曜日近くの私立中学校でオープンスクールがあると聞いて、軽い気持ちで参加してみた。
小学校高学年の親子が中心に参加するイベントなので、低学年かな?と思う子供はちらほらいる程度。
説明会では在校生や卒業生、先生から学校や授業の魅力をたくさんお伺いした。
施設も設備も、カリキュラムも…何もかも私が通っていた公立中高とは比較にならないほど素敵。
娘も体験授業を受けてみたり、学校見学をして楽しげに過ごしていた。
生徒さんたちがのびのび楽しそうにしていたのが何よりも印象的だった。

オープスクールを終えて、「私立中学も良いな。他の学校も見てみたいな〜」と夫と話していた。
でも中学受験を突破するためには「壮絶な塾の経験がある」と言うことはネットの情報などで知っていたので、どんな体験なのか?を探るべく、中学受験を舞台にした小説「翼の翼」をAudibleで聞いてみることに。

主人公の翼くんが小2から全国統一模試を受け、その結果から塾に通い出すストーリー。まさに娘と同じ年で、習い事のスイミングも頑張る子だったので、色々重なった。
1章が終わる頃、夫にも「この小説は聞いたほうがいい」と勧めた。
中学受験の沼にどんどんハマって行く家族の様子に、キューっと胸が締め付けられそうになった。中学受験を目指して塾通いをなんとなく始めたら、翼くんの母親の追体験をしてしまうんじゃないかと、読んでいて恐ろしくなった。

ひとまず、現時点ですぐ塾に通うとか、中学受験したい学校が定まったわけではないけれど、この6月は「しっかり方向性を見定めてから中学受験に向かったほうがいいね」と言うことを夫と認識を合わせることができた。

中学受験を考えている親には「翼の翼」は必読の小説だと思う。


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