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令和はサーバント・リーダーシップ!事例や注意点を探求。率先垂範とどう違う?

どもです!ナイス谷中です。

春はいいですね。別れと出会いの季節です🌸

所属する富士通株式会社でも入社式が行われ、また本年度は中途採用を強化し800人以上に拡充予定だとか。


みなさんはリーダーシップにはメチャんこ種類があるってご存じ?

今日はリーダーシップの一つの種類である
サーバント・リーダーシップについて探求していきます!

そもそもサーバントリーダーシップとは?


サーバントリーダーシップとは、リーダーシップのスタイルの1つで、リーダーが自己満足や権力欲にとらわれず、部下のニーズや目標を理解し、それを満たすことに尽力することを指します。

サーバントリーダーシップの目的は、組織やチーム全体の成功を促進することにあります。また、指示や命令を与えるだけでなく、部下と共に働き、相手の成長や発展を促すことが求められます。

このリーダーシップのスタイルは、従来の上下関係に基づくヒエラルキーの代わりに、共感や信頼に基づく協力関係を築くことを重視しています。

ロバート・K・グリーンリーフ (Robert K. Greenleaf)が提唱

彼は、元々アメリカの AT&T 社の重役として働いていた人物であり、その後、1970年代になってからサーバントリーダーシップの概念を提唱しました。

リーダーは自己中心的な思考や欲望を捨て、従業員や社会全体のニーズを優先すべきであるという考え方を提唱したロバート。

ビジネスの世界で広く認められ、実践されています。

組織の効率性や生産性を高め、メンバーのモチベーションや満足度を向上させることに関心がある方は読み進めてください。

率先垂範型リーダーシップと、サーバントリーダーシップの違い

引用:https://www.mamoru-kun.com/tips/servant-leadership/

リーダーシップってなんでしょう?
過去に教育事業をやっていた経験から、多くの方は「みんなを引っ張っていく存在!」と認識されているかと思います。

これも間違いではありませんが、局所的な見え方です。

リーダーシップという言葉は広義で「目的を達成するために必要なスキル」であり、必ずしもみなさんがイメージするリーダーと同じとは限りません。

今までは率先垂範型(もしくは支配型)リーダーシップが最も多く取り入れられていましたが、時代とともにサーバントリーダーシップの重要性が高まっています。

(リーダーシップの種類について知りたい方は「ダニエル・ゴールマンの6つのリーダーシップ類型」でヤホッってみてください)

具体的な違いを見ていきましょう。

目的の違い

率先垂範型のリーダーシップは、リーダーが優れたモデルとなって、従業員に模範を示し、目標を達成することに重点が置かれます。一方、サーバントリーダーシップは、リーダーが従業員のニーズや目標を理解し、それを満たすことに尽力することが重要視されます。

権限の違い


率先垂範型のリーダーシップでは、リーダーが組織内で権限を持ち、指示や命令を出すことが一般的です。一方、サーバントリーダーシップでは、リーダーは部下と協力し、共に働くことで目標を達成しようとします。

優先順位の違い


率先垂範型のリーダーシップでは、リーダー自身が成功を目指し、そのために従業員を導くことが優先されます。一方、サーバントリーダーシップでは、従業員の成功や発展が最優先され、リーダーはそのために尽力します。

影響力の違い

率先垂範型のリーダーシップでは、リーダー自身が優れたモデルとして従業員に影響を与えます。一方、サーバントリーダーシップでは、リーダーが従業員のニーズや目標に応えることで、従業員に影響を与えます。

サーバントリーダーシップを実践する際の注意点

実際にやってみようとすると結構難しくて、今までの関わり方が自分を邪魔してて来るかも、(笑)

チームメンバーのニーズに耳を傾ける


サーバントリーダーシップは、他者のニーズや目標を理解し、それを満たすことが目的です。自分の立場や利益ばかりを考えず、従業員やチームメンバーの声を聴くことが大切です。

目標を明確にする


サーバントリーダーシップは、チームメンバーが目標に向かって自己実現することを支援することを目的としています。目標を明確にすることで、チームメンバーが自分自身の成長と発展に向けて努力することを促し、より意義のある成果を生み出すことができます。

自身をリーダーとして見なす


サーバントリーダーシップは、他者をリードするためのリーダーシップスタイルですが、自分自身もリーダーであることを自覚することが必要です。自己啓発をし、自己成長を促進することで、自分自身の能力を高め、チームメンバーをリードすることができます。

最後が一番難しいですよね、(笑)

サーバントリーダーシップの事例

チックフィルAは経営理念に取り入れた


チックフィルA: チキンレストランチェーンのチックフィルAは、サーバントリーダーシップを経営理念の一つとして掲げています。同社のCEOは、従業員の幸福を重視し、従業員が自己実現できるように支援することを目指しています。チックフィルAは、従業員に対して豊富なトレーニングや教育を提供し、キャリアアップや自己成長に取り組むことを奨励しています。

Zapposは社員のためのプログラムに


オンラインシューズ販売企業のZapposは、従業員の幸福と発展をサポートすることを目的とした「Zappos Family Core Values」というプログラムを導入しています。同社は、従業員の幸福を重視し、彼らが自己実現できるように支援しています。例えば、同社は社員の自己啓発や健康に取り組むための教育プログラムや活動を提供しています。

Patagoniaは社会貢献のために

アウトドア用品メーカーのPatagoniaは、サービスリーダーシップを支援するための取り組みを行っています。同社は、従業員や社会のために貢献することを重視し、社員に対してボランティア活動の参加や環境保護に取り組むことを奨励しています。また、同社は製品の環境負荷を削減するための取り組みを進めており、社会貢献に取り組む姿勢を示しています。

サーバントリーダーシップの懸念点

とにかくやってみよう!が逆効果になることも。
プロジェクトの特性や環境によってリーダーシップは使い分けましょう。

時間とエネルギーの消費


サーバントリーダーシップを実践するには、従業員のニーズや要望を理解するための時間やエネルギーが必要です。そのため、リーダーは自分自身のタスクをこなす時間が減り、仕事の効率性が低下する可能性があります。

決断の遅延


サーバントリーダーシップを実践すると、従業員の意見やフィードバックを優先するため、決断が遅れる可能性があります。特に、意見の一致を得るために時間がかかる場合があります。

従業員の能力不足


サーバントリーダーシップでは、リーダーは従業員の成長や自己実現を支援することが求められます。しかし、従業員に必要なスキルや知識が不足している場合、リーダーが十分に支援できない可能性があります。そのため、リーダーは従業員の教育や訓練にも責任を持たなければなりません。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回もまた、ボリューミーになってしまいましたね。(笑

チームを率いるリーダーの方、これからなる方、参考になれば幸いです。

では!また!!


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