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わてが、ぼっこぼこにしたろっ!!!!!

今朝、娘が「しくしく」
と泣き出し、
「保育園に行きたくない」と言い出した。

「何があったん?」

と聞いても一言も答えずに、ただただしくしくしくと泣いていた。

最近、朝ドラ“ブギウギ”にはまっている私は、
今まで以上に思考中の言語が、こってこての関西弁に、そしてスズ子の威勢のいい感じが少々、乗り移っている。

いつもだったら、絶対それ以上踏み込まないのに、今日は、

「いじめられたんか」
「相手は誰や」
「男か?女か?」
「〇〇組か?△組か?」
「どこのどいつや!」
「お母ちゃんが、ぼっこぼこにしたろやないけっ!!」

と、スズ子だったらいいそうなことを言ってみた。

いつもよりノリが違うのが面白かったのか、それまで頑なにいやいやしていた娘が、クスって笑ってくれた。

ほんで、どうやら、同じクラスの男の子にいじめられたらしいということが判明した。

そして、尋問は続く。

「お母ちゃんに、その子の名前教えて」
「お母ちゃんが、ぼっこぼこのぎったぎたにしてやるっ!!」

と、いつもは言わなさそうなことをいってみたし、言いたくなった。

すると、娘は、クスっと、

「そんなことしたら、先生におこられちゃうよ」と笑った。

「先生に怒られたってかまへん」
「だって、おかあちゃんの大事な宝物の娘がいじめられてるんやもん。先生に怒られたって、保育園辞めさせられたって、ぼっこぼこのぎったぎたににしたるわ~~~~~!!!!!」

結局娘は、相手の男の子の名前を教えてくれたけれど、先生には言わないでといっていた。

「先生に言わな、またいじめられるかもしれへんで」

といってみたのだが、それでもいいということで、今日は元気に登園していった。

スズ子が半分入った、お母ちゃんの存在が、娘の心をちょっと強くしてくれたのかもしれない。

別れる前に、とりあえず私は、今まであえて言わないでおいた言葉を伝えておいた。

「やられたら、やりかえしなっ!!」

でも、よく考えた。

3人兄弟の末っ子の娘。
いつもお兄ちゃんにやられてはやり返している娘。

やられて、ほんまにやり返したら、、、、、、

相手がほんまにぼっこぼこになるかもしれない。

ということを想像し、、、、

あわてて、付け加えた。

「いや、やり返さんでいい。そんなやつ、相手にしんと、無視しとき!!」と。

さて、どちらの言葉が響くのか。。。。。

お願いだから、ほんまに相手をぼっこぼこにだけは、、、、
しないでね。。。。


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