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#CLS高知 2023 初鰹編 Day 2/5

2日目(2023/5/18)は、CLS高知 2023 初鰹編の「ワーケーションツアー」です。

朝食

「ご飯」と「パン」が選べるということだったけど、「パン」の方が良かったかも。まぁいいか。

芋けんぴ屋さんを事前ちぇーっく

合間に買いに行ける「芋けんぴ」屋さんを確認しておいたので、場所をチェックしておきました。営業時間の帰宅時に買って帰る予定です。
実は、名前や入口がいろいろあって、何が適切なのかわからなかったので現地確認したかったんです。

ワーケーションのプログラム#1「鮎について」

物部川漁業協同組合

物部川漁業協同組合に到着しました。少し細い道で心細かったが、慣れない人は「軽」がちょうどよいかも。

整備中の農業用排水路

時間まで組合の近所を散策してみました。
農業用の立派な排水路が整備中でした。
増水したとき、逆流を防ぐんでしょうね。

ここまで水位が上がると29メートル?

ここまで増水すると、水位が29メートルとかになるのでしょうね。
排水するか、排水を止めるか、悩ましいような気がします。

物部川漁協の松浦さんのお話が始まりました。

漁業権とは

そうだったんですね。
漁協や漁業権というのは、「資源の消費を管理している」とばかり思っていましたが、「資源を消費する権利とともに、資源を増加する義務」が求められるんですね。資源の持続を目指す「サスティナビリティー」ですね。環境問題に取り組まざるを得ないんですね。

物部川と鮎

松浦さんの子供の頃の写真の紹介です。昔は豊かな川だったという証の紹介です。

「秩序と不秩序が見事に交錯した時、人はそこに自然の美しさを感じる。」(エルトン)

「アイ」は、地域(流域)を救う?

「ブラマツウラ」からの~♪

鮎の稚魚の観察会

鮎の産卵場を整備して、子供たちをご招待。

海から戻ってきた鮎

アユ類の生活史

物部川には、たくさんのダムが!?

物部川は、上流までに距離が短い

物部川は、上流までの距離が短い。
私の最寄の川は、天竜川ですが、大井川や四万十川と似た距離と標高?

食料として優れたアユ(昆虫色より優れた特性)

アユは、わかさぎやししゃもの仲間だが、ちょっと早めに川を遡上する魚なのだそうです。そして、食料としての効率が大変よく、昆虫色を上回るのだそうです。

台風被害の復旧に「近自然工法」を取り入れる!

それによって、物部川がどのように改善していくのか。

物部川の回復策

河川生態系の回復

「治水+利水」に【環境】をくわえる⇒「治水+利水+環境」
それぞれの施策が分断していたが、再融合化することで、バランスの取れた川の再生を目指して、川の文化も再生する。

日本(高知)には、もう「延びしろ」はないが、まだ「負けしろ」がある!

マインドセットの転換
「その問題を生んだのと同じマインドセットでは、その問題は解決できない。」(アインシュタイン)

日本列島回復論(井上岳一)

"山水郷"は、天賦のベーシックインカムだった!
(中世までは一等地だった)

社会的共通資本としての川

「日本の自然観」(寺田 虎彦)

槙野万太郎

  • ヒトは生き物である

  • ヒトは自然の中でしかいきていくことができない

  • 環境問題とは、日常性(あたりまえのくらし)が失われることである

山川草木悉皆成仏
(自然界のものは、すべてスターチャイルド)
「川に親しむ」 (松浦 秀俊)

息子さんが釣られた最大の鮎 (剥製)

美しいし、大きいし、素晴らしい!

「バランスの取れた再生」を目指す物部川を視察

アユ釣りに適した釣り場
アユ釣りに適した釣り場
アユ釣りに適した釣り場

橋上から物部川を観察すると、再生状況がわかりやすい

川面が「ざわざわと白波を立てて流れている」。この状態が鮎の農場になっている状態。

アユ釣りに適した釣り場

向かって左側の岸の△△△が近自然工法

△△△になっている部分が急な水流を中央に押し戻して、流れをコントロールできるようです。水の流れを見ると、そのように流れています。
コンクリートブロックを埋めて、その上に「大きな石」を敷き詰めているそうです。
そこから、下流に向けて、「白波を立てた流れ」が鮎が住みやすい良い川になっているそうです。
安全で、環境に良い「川岸」は、作れるんですね。

近自然工法で再現された鮎にとって「良い川」の部分

鮎の農場(ごろごとした大きな石=物部川の財産)とは

茶色の石は、藻が生えている石。
白い石に着けられた「線」は、鮎が藻を食べた後。
つまり、このごろっとした大きな「石」が鮎の農場であり、地域の財産と考えておられるそうです。

物部川の再生と鮎について熱く語ってくださった松浦さん

松浦さんから熱いお話を伺って、鮎の立場で、良い川と悪い川について、考え切ったとき、良い自然とは何なの、自然の財産価値が、じわりじわりと腑に落ちてくるのが感じられました。

いつも「今日はどこで釣ろうかな?」っていっぱい考えているそうです。考えることも、釣ることも、大好きなんだという気持ちがガンガン伝わってきました。この視線の先に、愛するアイ(鮎)の泳ぐ姿が見えているんでしょう。

川に学ぶ社会

おすそわけ食堂「まど」

お昼は、みんなでおすそわけ食堂「まど」に行くことになりました。

物部川漁協からおすそわけ食堂「まど」まで自転車で移動する佐竹さん

お客様へのメッセージ

メニュー

日替わり定食

野菜の味を生かした調理法に感激です。
私が感動したのは、中央のパンです。柑橘類が上手に使ってありました。
右上の天ぷらは、お茶の葉ですが、茶農家育ちなのですぐわかりました。

SDGsなテレビ番組の取材風景

テレビ取材が来ていました。

窓際は、通常のお客様
内側は、CLS高知のワーケーションツアー参加メンバー
この時は「取材してるねー」的な感じの傍観者です。

CLS高知メンバーへも取材が….

静岡県浜松市で農家で育った私にコメントを求められてしまったので、コメントしたら、年齢も聞かれてしまいました。

プログラム#2「フラフについて」

フラフについて教えていただくため「ハチロー染工場」を訪問いたしました。

ナビの誘導通りに来ると、この参道に導かれる可能性がw

車も通れる参道ですけどね。

フラフとは

5月の節句の「鯉のぼり」と一緒に上げる「大漁旗」です。
背景の「青⇒白⇒赤⇒青⇒緑」の変化が、ハチロー染工場の特徴です。

たなびく「フラフ」

染工場の見学

シルク印刷もやっているそうです。

フラフの手染め工程
2枚の布を縫い合わせてある。

もち米で作った「ノリ」で染の境界が書かれています。
ノリの部分は、色が乗らず白くなる。

ピンクの線は、染工程の途中で消える染料
この染料で、下書きをしているそうです。

赤も、いくつかの色を使い分けている。

書き終わって、天日干し

川でノリを洗い落として、天日干し
自然の材料で染めたりしているので、環境への悪影響はないそうです。

芋けんぴ、けんぴ屋、高知食品

ワーケーションツアーのプログラムがひと段落して、芋けんぴ屋さんに寄ってきました。でも、営業中なのか、入口はどこなのか。。。。

左側にある喫茶店の入り口に入ってみることにしました。

入ってみると、時代を感じる喫茶店でした。

機械式レジスター!
(懐かしい!けど、どう使うのかわかりません)

と思ったら、反対側で芋けんぴを販売しているコーナーがありました。
折角、直売所にこれたので「お徳用」を買わせていただきました。

プログラム「夕食」

TOSACO TAP STAND

とさこ・たっぷ・すたんど?
あまりビールを飲まないので、クラフトビール屋さんであることはわかるけど、どういう意味か分かりません。

「とさこ」は、「とさっこ」の短縮形のようです。
「TAP STAND」は、「クラフトビールをテイクアウトできるスタンド」のようです。

そうだったんだー

集合!

TOSACO TAP STANDの裏にテントが張ってあり、そちらで夕食を頂くんですね。

食材

美味しいジビエを食べたことありますか?
臭いとか、美味しくないとか、やむを得ないと考えていませんか?
そんなことはないそうです。
不味さも、美味しさも理由があるそうです。
臭いときは、臭い。
美味しくないときは、美味しくない!
とお伝えすることが、美味しいジビエの認知向上に必要なんだそうです。

TOSACO TAP STAND

再び、クラフトビールをいただきましょう。

1杯目
2杯目
3杯目

BBQ

集合写真家さんによるおいしそうな写真の数々

技術 = 知識・経験・道具
(なんにでも通じる定理かも)

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