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吉川晃司みたい。

こんにちは。東大阪の町工場(有)広岡工業です。
寒くなってきたので、作業用ヤッケを新調しました。
軽い撥水だし、みごろの部分にはキルトも入っていて、水洗い作業のときあまり濡れなくて気に入って着てるんですが、
キルトが入ってるせいか、撥水素材のせいか、すごい肩パッド入ったような見てくれで、
「すごい肩幅やで。吉川晃司か?」と突っ込まれながら仕事をしています(笑)

ジー ジー トントン

社長の息子くん、まだ幼稚園くらいのときかな?
工場に遊びにきたときに、
おとうさんの仕事を
ジー ジー トントン」といいながら、
真似をして、定盤じょうばんの上でハンマーで金属の板を叩いたりしていました。
ジー ジーは、溶接するときの音です。
トントンは、溶接した後歪みをとるために、ハンマーで叩く音です。

① 歪みを見てネジをはめる

弊社のものづくり、いわゆる製缶業は、歪みをとることは必須で、
知ってる人は当たり前な内容ですが、歪みを減らすために工夫がたくさんあります。

ちょっと忙しいから、下(事務所ではなく製作)手伝うてと、
穴が開いた金属板にボルトをはめます。


わかりにくい図が続きましたが、
ボルトをはめる方向があるんです。
そんなん見ても分からんわ…
とは言えないので、
少しずつ慣れてスピードアップしていきます。

② 歪みをトントンして直す

溶接は社長やベテラン職人Tさんにお任せ。

上の図の最後のように、
歪みなく、まっすぐにすべてなるわけではなく、

溶接による歪みの方向

溶接の歪みが勝ってる場合がある。


溶接後、冷めてきたら(溶接後はめちゃ熱⚠)
これまた、歪みを見て、社長曰く三脚台というM字の形をした重たい金属を横にしたりひっくり返したりして、


三脚台は、もうちょっと平べったいMです。

溶接した物を三脚台に固定し、ハンマーで叩くことで、まっすぐの板に戻します。

まっすぐを追い求めて…

まっすぐかどうか…
何度も、そんなん見ても分からんがな!
と思いながら目をこらし、少しずつスピードアップしていきます。


この方向でまっすぐか見てしまう素人、
いや私ちょっと変わってる?

小さな板なので横方向で分かるかな?上の図の様にまっすぐを見てしまってたのですが、
社長「いや、ちゃうねん。」


イメージ図
わざわざ測量士の方にご登場
いただきました。

まっすぐは、長い方向に向けて見るんだそうです。
刀鍛冶の人が刀の曲がりを見るみたいな…

チャレンジしてみると、自分の鼻の頭見てるみたいな、寄り目になりそうになりながら、なんとかまっすぐの感覚がつかめそうかも??!

まっすぐて何やねん、と思いながら
作業をしているときかかっていたBGM(サブスク)は、長渕剛。
人生も作業もまっすぐせなあかんなぁとしみじみ思いました。

今回はジー ジー トントンのトントンに挑戦した記事内容でしたが、
社長「あんた、溶接もできるようになったらええのにな。やってみる?」
だそうで、
ちゃうやん。その溶接してくれる人を募集してるんやん。

(有)広岡工業

東大阪の町工場
製造業(製缶業)

https://maps.app.goo.gl/p6uH4zZp9f2SHU7i9

東大阪市衣摺6ー6-18

u-hirooka-k@fan.hi-ho.ne.jp

そろそろ12月から出すハローワークの求人を考えています。少しでも給料や待遇など応募していただきたいものになるよう、慎重に考慮しています。


「トラック調子悪なってきたから、もう1台車増やして、社員増えたら、
現場も製作も捗るやろな…」
とたまに、みんなで妄想しています。

よろしくお願いします。

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