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Around Forty gay on the Kyushu Island

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マガジン

  • 三連トンネルの向こう。

    現在、過去、未来。おじさんと僕。

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ウォーリーに〇をした女の子。

僕の生まれた地区には同級生は二人しかいなかった。 一人はSちゃん。もう一人はCちゃん。どちらも女の子だった。 Sちゃんの家は僕の家からもほど近くずっと隣にいたようないわゆる幼馴染という感じ。 Cちゃんの家は同じ地区の中でも離れていてSちゃんよりは心理的距離も遠かったが、狭い田舎で3人しかいない同級生だしよく遊んだりしていた。 Sちゃんの家は田舎の家にしては狭くあまり綺麗な感じではなかった。 でも、おばさんはいつ行ってもやさしいしSちゃんのお兄ちゃんはちょっといじわるだが僕は

    • 小倉男の男前頂上決戦を見た。

      たまたま小倉に来ていたら投票日前日に小倉の街を車で移動していた。 この日は投票日前日で選挙活動ができる最後の日だった。 別に小倉では選挙戦を見ようなどとは何も考えずに来たわけだが、期せずして小倉男の男前頂上決戦を見ることとなってしまった。 生じんと超かっけぇまず小倉駅からもほど近い大きな香春口の交差点で大石じんと氏が交差点の角に立ち道路に向かって演説をして手を振っていた。 以前に小倉に来た時から大石じんとのポスターはチェックしていた。 かっこいい男、セクシーな男は掲示物だ

      • 彼のシャワーで僕は満たされる。

        ネパール人との正直な対話ネパール人の彼とは会ったその日のベッドで正直な対話ができた。 たいてい僕は初対面の相手にそんなに心を開くことができないのでそういうことは本当に珍しかった。 日本語を勉強している彼は普通に会話できるぐらいの日本語力で僕のボソボソしゃべりもちゃんと聞いてくれる。 話をしていて彼が僕と同じように物事を深追いして考える人だと分かった。繊細というかなんというか感覚的に近い何かを感じたのかもしれなかった。 かと思えば日本人はチンチンが小さいとアケスケに言ってみた

        • 僕たちは二世文化で育ってきた。

          終わらない世襲のワケまた急襲のような選挙戦が始まった。 もう毎度のこと過ぎて自民党汚ねぇなぐらいにしか思わないのだけど。 そして、また毎度のように大分の田舎でも世襲候補が選挙に立つ。 今回は来夏引退予定の参議議員を父に持つ息子が1区に、昨年退任した県知事の息子が2区に。 こんだけ世襲批判が高まっていてもそれでも続く世襲政治。 単純にあきれるよね。 あきれてはしまうけれども、やはり田舎にいて思うのは田舎で世襲が続くのもなんとなくわかるかなっていうこと。 たぶん身元が分かってい

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        ウォーリーに〇をした女の子。

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        • 三連トンネルの向こう。
          5本

        記事

          ドラモリの逆襲。

          コスモスと人気を二分するドラモリドラモリとはドラッグストアモリの略称である。 九州のドラッグストアといえばやはりなんと言ってもコスモスが強い。 はっきり言ってコンビニ超えるぐらいの勢いでどこにでもあるのでちょっと怖いぐらいである。 他のドラッグストアを駆逐する勢いで「ディスカウントドラッグ」として圧倒的な安さで九州を制圧したコスモス。現在は全国制覇を目指し東征を続けていると九州人も伝え聞いている。 確かに九州のドラッグストアといえばコスモス。それに間違いはない。 間違いでは

          ドラモリの逆襲。

          食のインフラはあるのかい。

          熊本の象徴「おべんとうのヒライ」熊本に行く度、おべんとうのヒライがあっていいなと思う。 おべんとうのヒライは熊本のお弁当屋さん。 熊本以外にも福岡、佐賀など北部九州を中心に展開しているが、 本拠地である熊本にはコンビニ並みにヒライがあふれている。 大分にはヒライのような地元のお弁当チェーン的存在がない。 もちろんほっともっとはたくさんあるし別にスーパーでもお弁当は買える。 でも、やっぱりヒライのようなお店があったらいいのになと僕は思う。 やっぱり食堂が大事ヒライの何に僕が

          食のインフラはあるのかい。

          君のLOVE BITE。

          小倉へ下道を4時間。仕事終わり車を飛ばす。 2週間前に逢った彼に会うためだ。 彼の顔が見たいという感覚を久々に感じていた。 彼とは前回小倉に来た時に知り合った。 ネパールから来た彼と小倉で出会ってこうやってまた会うことになるなんて。 年上好きだという彼に前回ベッドの上でめちゃくちゃに愛された。 まるで中学生男子のように彼は僕の体をむさぼった。 けれど、モノのように扱われている感覚はなかった。 僕よりも人を人として見ている人だと思ったし何より笑顔がやさしかった。

          君のLOVE BITE。

          競艇場で黄色いhitomiを見た。

          いつもの週末を変えたい想い昨年秋、その週末もいつものように福岡に来ていた。 まるで土曜日が終わるとすべてが終わってしまうような感覚。 日曜日になると現実に引き戻されるようで嫌だった。 少し重たい気持ちで朝から渡辺通のウエストに入る。 さすがに朝からいつも頼むかき揚げぶっかけはきつい。 朝だしおろしぶっかけにしよう。 このまま帰るのもなぁと思いながらケータイをいじる。 なんかもうちょっとこの週末をエンジョイしたい。 ひとりで買い物と言っても大体同じようなパターンになる。 なん

          競艇場で黄色いhitomiを見た。

          ワークマンのモデルの名前がわからない。

          ワークマンのメインモデルのお兄さんワークマンのメインモデルのお兄さんがかっこいい。 僕が勝手にそう呼んでるだけでワークマンでの公式な扱いはわからない。 ただワークマンのメインビジュアルで活躍しているモデルさんなのは確かだ。 濃い目のしっかりした眉毛が印象的な整った目鼻立ち。 今風のちょうどいいパーマ。清潔感がありつつ男らしい感じ。 2024年にジャストフィットのメインモデルさんだと思う。 いつだったかスポーツデポに行った時もアディダスのタウンユース商品のモデルもしていて売れ

          ワークマンのモデルの名前がわからない。

          みんなで引きこもりラジオに思うこと。

          やっぱり暗い言葉は落ち着くみんなで引きこもりラジオを毎月聞いている。 らじるらじるの聞き逃しサービスで放送翌日にゆったりと。 一応僕の場合は働けているけれど、家にいても家族とはろくに話もしないし週末は快活に引きこもっているしもうひきこもりでいいだろうな、これは。 自分のような人間もいれたら100万人とは言わないだろうな。激ヤバだろ、日本。 一応初回からちゃんと聞いているし優等生リスナーだと思っている。 それにしても暗いメールばかりで落ち着く放送だ。 結晶化してそうな負の感

          みんなで引きこもりラジオに思うこと。

          ノンケ専の苦悩。

          ノンケ専という永遠のパラドックス「ノンケみたいな人が好きです」。 ゲイアプリの募集にそういうことを書く人間がいまだに結構いる。 ノンケみたいな人はこういうところにいないだろうと半分突っ込みつつ、わかるわかるという自分も半分いる。 ノンケ専というのはいわゆるストレートの男性が好きなタイプのゲイの呼称である。 まぁゲイが予想以上に多そうだと21世紀になってわかってきたとはいえ少数派は少数派。世の中の大多数はストレートの男性、つまりノンケだ。 そこに想いを抱くのはまぁ当然といえば

          ノンケ専の苦悩。

          これは僕のレジスタンス。

          これは僕のレジスタンス母がまた父に怒っている。 どうやらまた寄合の予定を忘れていたらしい。 話の内容を全部聞いていたわけではないので詳細は分からないが、 父と母のそういうやり取りはよく見るのでそういうことだろうと理解した。 田舎の教員退職組の父には地元のたくさんの会合や寄合、地域の役というものが回ってくる。 それを何でも引き受けてしまう父に母は苛立っているのだった。 父がそういう地域の役をかかえすぎて疲れているのも知っているから母はそこまで何でもやらなくていいのにと思ってい

          これは僕のレジスタンス。

          形の不平等。

          おじさんはずっとトラックに乗っているのになぜかとても筋肉質だ。 そして、とても大きくて分厚くて。僕はそこに安心感を覚える。 体というのは実に不平等なものだと思う。 僕はこんなにガリガリで食べても食べても太れないのに。 運動する時間なんてないのに不思議だと僕が言うとおじさんは僕を抱きしめることが運動だよと。 もう!と怒ったふりをしながら僕はおじさんにまた抱きしめられに行く。 こんなに甘えたでいいのかなと時々思う。 僕もいつかはおじさんになるのに。 全く想像できな

          形の不平等。

          風船みたいな動物。

          小屋の戸が開くとおじさんはたいていそのまま立っている。 ただ笑って僕が来るのを見つめている。 僕は湧き上がるような気持ちを抑えておじさんを抱きしめに行く。 おじさんは僕の心を大きな腕でつなぎとめてくれる。 おじさんがいなければ僕はどうなっていただろう。 宙に浮いた風船のようになってどこかに飛んで行ってしまっていたような気がする。 おじさんという大きな幹に小さく結びつけれた赤い風船が僕だ。 おじさんが倒れれば僕もどこかに消えていく。 おじさんのベッドはいつもやさ

          風船みたいな動物。

          僕たちはもっと自由になれる。

          1ヵ月ぶりに19歳とほぼ1ヵ月ぶりに19歳と会う。 この酷暑の中、週末はしっかり休みたかったしこちらにも事情があったので誘いはあったが、忙しいと嘘をついて会ってなかった。 月曜日に会う約束をして約束の土曜日。 19歳は時間になってもやって来ない。 わざわざ普段とは違う場所に迎えに来させといてである。 ありえねーと思いながらも待った。 さすがに20分近く過ぎたのでLINEをしてみる。 寝てましたー今からでも大丈夫ですか?と彼。 大丈夫じゃねーと思いながらもいいよと僕。 19歳に

          僕たちはもっと自由になれる。

          やっぱり「生」が好き?なんと下品な令和日本。

          ついに生ナノバブルまで!空前の生ブーム説明を読んでもよくわからないのだが、ついに"生ナノバブル"なるものが誕生したらしい。僕はこの記事を見たとき、いよいよ来るところまで来たなと思った。 えらく「生」というワードが氾濫している令和日本。 生ビールあたりまでは理解できた。というか、生ビールの生は熱処理をしていないということらしく製造過程に起因するものでまぁ許せる範囲内だ。 問題はそれ以降の生の氾濫の方だろう。 何かといえば生、なま、ナマ。 世の中のすべてのものに生が付いたらこ

          やっぱり「生」が好き?なんと下品な令和日本。