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後にブルーノートの社長になる事を予感させた唯一のソロ作品

55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第63弾!

「FOREVER'S A LONG,LONG TIME」 ドン・ウォズ プレゼンツ オーケストラ・ウォズ

1997年発売

先日紹介したジョー・コッカーのアルバムの時に、プロデューサーであるドン・ウォズの名をあげました。

本日はそのドンが今のところ残している唯一のソロ名義のアルバムを紹介します。

これが痺れる程の名盤なんです。

ドンはウォズ(ノット・ウォズ)でデビューしヒットを飛ばした後、プロデューサとして頭角を出すんです。

ボニー・レィエットのグラミー賞受賞から、怒涛の仕事をこなします。

一例として、ボブ・ディラン エルトン・ジョン ブライアン・ウィルソン イギー・ポップ ジャクソン・ブラウン B.B、キング ウィリー・ネルソン、そしてローリング・ストーンズに至っては90年代以降のアルバム総て手掛けています。

もうベテランのアルバムの90年代はドンの仕事ばかりと言っても過言ではないです。

これだけ忙しいと自身のアルバムは出せないですね(笑)

なので唯一遺した今作は奇跡の一枚だと思います。

今作はコンセプトアルバムとなっていて、ドン自身も大好きなハンク・ウィリアムス5曲と、ドンのオリジナル曲で構成されていて、ハンクの歌詞にあるギャンブラーのドラマーを主人公にした一つの物語になってます。

参加メンバーも豪華で、盟友スィート・ピー・アトキンソン(Vo) ハービー・ハンコック(P) テレンス・ブランチャード(tp) ハービー・メイソン(Dr) シーラ・E(per)などなどのジャズメンが多く参加しています。

2012年にブルーノートの社長に就任するのですが、後にその事を予感させた今作の制作だったと気がつきました。

ドンは本当に才人ですね。

何時かまたドン自身の音を聞いてみたいな~。

兎に角名盤なんで、ロック好きもブルース好きもジャズ好きも聞いて欲しい一枚です。

皆様にはハンク・ウイリアムスの名曲のドンアレンジを!


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