【電影少女ビデオガール】
泣きます。勇気をもらいます。青春や恋愛の甘酸っぱさ。主人公たちに幸せになってもらいたいと心から思いました。
ジャンプで連載当初はラブコメチックで、読み続けられるのか正直不安でした。。。
しかし、主人公とヒロインたちにある事件が起きるところから様相がかわります。
■あらすじ
主人公の弄内 洋太(もてうち ようた)は優しく、その優しさ故に傷つくことが多い高校生。
同級生の・もえみちゃんを好きなのだが、もえみちゃんは、親友の貴志が好きで。。。
洋太は帰路に見かけたレンタルビデオ店に気分転換がてら吸い込まれ、美少女・天野あい、というビデオを借りる。
そのビデオを再生してみると。。。
三角関係はある事件をきっかけに破綻し、物語は大きく動き出します。
また、幼馴染み、後輩といった女性キャラクターが主人公たちを成長させ、生き方のヒントとなっていきます。これは今の読者にも深く刺さるテーマです。
また、恋愛の機微や楽しさ、不安に期待など、言葉と、絵の力で伝える画力は秀逸です。
■おススメキャラ
1:天野あい:彼女の言動と背景に涙します。泣かなくてもいいですが、
人として心情がわかると思います。
2:伸子:どうしてこんなに甘酸っぱいんだろう。恋愛の幸せ、楽しさ、
辛さ、悩みをを凝縮したようなキャラークター。
3:夏美:もう読んでもらうしか説明ができない。この物語、必須の脇役。
■名セリフ
1:「 おまえのいいとこ、ひとつめっけ」
2:「すっごく、すっごく、うれしかったんだよ!すっごくよぉ!
半端にやさしさ見せんなよ、バカー!!」
3:「今日…この家を出ていくつもりだったんだ。でも、できなかった…
お前から離れるなんて…そんなの辛くて。オレはお前の恋の応援を
しなきゃいけない。お前のこと好きになっちゃいけないんだ。
でも…」
■作者:桂正和さん
可愛い女の子を描かせると天下一品ですね。
作者の桂正和さんは、D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜、I"s、ウイングマン、あたりが有名です。
この電影少女も実写化(西野七瀬)、アニメ化してます。
ちなみに、天野あいを、酒井法子に似せて書いた表紙も単行本にはあり、酒井法子本人と対談もしてます。
オススメですよ!
■うんちく
1:桂正和さんは、マンガより実物の女性のが可愛いと思っているということを酒井法子さんに対談で語ってます。
2:単行本表紙に、酒井法子さんに「あい」ちゃんを似せてます。読者からの質問で回答してました。
3:実写は西野七瀬さん。私的には想像できる中で最高のキャスティング。
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