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May the force be with you 祥月命日でした①

昨日、5月3日、パパの祥月命日でした。

39才でまさか自分がするとは思わなかったこと。

それは
配偶者の看取り
お墓を買うこと

この二つでした。パパは35歳でスキルス性胃がんからくる腹膜播種のステージⅣと診断され、それからは手術してくれる医師を探し、様々な治療を頑張って、余命七か月を4年に伸ばした奇跡の人です。

家族と一日でも長くいたい気持ちが、彼を生かしていた。そんな日々でした。

7年前のGW、抗がん剤がとうとう聞かなくなり、4月の3週目から入院して痩せてしまったパパは、何度も私にGWのスケジュールを聞きました。

まゆみちゃん(東京に住んでいる私の妹)はいつ来るの?
今日は何日?

5月3日の朝7時ごろ、病院から連絡があり、血圧が一気に下がったので、すぐ来て欲しいとのこと。
血圧が下がったのは連絡があった3時間ほど前でしたが、パパは、大丈夫だから、家族はまだ呼ばなくていいと、看護師さんに伝えたんだそう。

私はすぐに子供を妹に預け、身支度を整えて、病院に向かいました。

その時の血圧の数値を関西に来ていた妹がすぐに調べ、後に、それはもうあぶない状態だったと知りました。

最期まで優しい気遣いができる人でした。
その日もよく晴れていて、行楽日和で、電車は出かける家族連れで混んでいました。

この中に、いまからパートナーの最期を看取りに行こうとしている人は、私だけだろうなと、暖かな日差しを見ながらぼんやりと考えていたのを覚えています。

②に続く


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