見出し画像

運動すれば痛みに強くなれる!?

運動すれば痛みに強くなれる!?

・痛みへの耐性には個人差がある

人によって痛みに対する耐性は異なります。
少しの怪我で大きく痛がる人もいれば、ある程度の傷なら何も感じない人もいます。
しかし、この個人差には理由があるようです。ノルウェーの研究チームが、痛みに強い人の特徴を明らかにしました。

・コールドプレッサーテストで痛みの耐性を計測

研究チームは10,732人を対象に、コールドプレッサーテスト(CPT)を実施しました。
このテストは氷水に手首まで手を浸し、耐えられる時間を計測するものです。
氷水の中に長い時間手を入れられる人ほど、痛みに強いと判断されます。

・運動習慣が痛みへの耐性を左右する

研究の結果、運動習慣が痛みへの耐性に大きな影響を与えることが明らかになりました。

まったく運動をしない人に比べ、軽い運動習慣がある人は6.7秒、さらに激しい運動をしている人は16.3秒も長く氷水に耐えられることがわかりました。

計測は7年~8年の期間を空けて二回行われ、運動をしていなかった人が運動を始めると、以前より痛みに強くなっていました。

・運動は痛みだけでなく健康にもいい

運動をすることで、痛みに対する耐性が高まります。
しかも、運動には健康増進、体力向上、病気リスク軽減、美肌効果、体重コントロールなど、様々なメリットがあります。

慢性痛や古傷に悩む人は、まずは軽い運動から始めて、健康になりながら痛みに強くなりましょう。

運動の習慣化によって、痛みへの耐性が高まり、健康的な生活を送ることができます。
痛みに強くなりたい人は、是非運動を取り入れてみましょう。

#研究
#論文
#痛み
#疼痛
#慢性痛
#運動
#コールドプレッサーテスト
#氷水
#古傷
#耐性

よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。