座りすぎの生活は脳を縮ませる
座りすぎの生活は脳を縮ませる
皆さんは一日にどのくらいの時間座っていますか?
仕事や勉強、趣味や娯楽で、ついつい長時間座りっぱなしになっていませんか?
座りすぎの生活は健康に悪いというのは、もはや常識です。一説によると、座りすぎはタバコを吸うのと同じくらい寿命を縮めると言われています。
しかし、座りすぎの生活は健康だけでなく、脳にも悪影響を及ぼします。
カリフォルニアの研究所が行った研究によると、座りすぎの生活を送っていると、脳が縮小することが分かりました。
・座りすぎの生活と脳の縮小
研究者は35人の中高年を対象に、生活習慣と脳の状態を調査しました。
参加者には、普段の生活でどれくらいの時間座っているか、運動量はどれくらいか、というアンケートに答えてもらいました。
また、MRIを使って、脳の画像を撮りました。
その結果、座っている時間が長いほど、脳の内側側頭葉が縮んでいることが判明しました。
内側側頭葉には海馬という部分があり、記憶力と密接に関係しています。特に、自分の体験したことや感じたことを記憶するエピソード記憶に重要な役割を果たしています。
内側側頭葉が縮むと、記憶力が低下するだけでなく、アルツハイマー病の発症リスクも高まります。
アルツハイマー病患者の脳は、正常な人の脳よりも内側側頭葉が縮んでいることが多く見られます。
・座りすぎの生活を改善する方法
では、座りすぎの生活を改善するにはどうすればいいのでしょうか?
運動をすればいいのではないかと思うかもしれませんが、今回の研究では、運動量が多い人でも、座りすぎによる脳の縮小は防げていないことが分かりました。
運動はもちろん健康に良いですが、座りすぎのダメージを相殺できるとは限らないのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。立つことです。
むしろ、立つこと以外の正解はありません。
立つことが、脳の縮小を防ぐ最善の方法です。立つことで、血流が良くなり、脳に酸素や栄養が届きやすくなります。また、立つことで、脳に刺激を与え、脳の活性化を促します。
立つことのメリットは、脳の健康だけではありません。立つことで、姿勢が良くなり、筋力や代謝も向上します。
また、立つことで、気分や集中力も高まり、仕事や勉強の効率も上がります。立つことは、全身に良い影響を与えるのです。
・立つ生活を始めよう
では、どうやって立つ生活を始めればいいのでしょうか?
まずは、自分の座っている時間を把握しましょう。
次に、座っている時間を減らす工夫をしましょう。
例えば、仕事や勉強の合間に休憩をとって、立ったり歩いたりしましょう。
テレビを見るときや電話をするときも、立って行うようにしましょう。
さらに、立って仕事や勉強をすることもおすすめです。
立ち机や高さ調節可能な机を使って、座るのではなく、立って作業をしましょう。最初は疲れるかもしれませんが、慣れれば快適になります。
座りすぎの生活は、脳にも悪影響を及ぼします。
脳の縮小を防ぐためには、立つことが大切です。
立つことで、脳の健康だけでなく、全身の健康も向上します。立つことのメリットは大きいです。
座りすぎの生活から脱却し、立つ生活を始めましょう。
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