見出し画像

【ピンク色】の水で口をすすぐと運動能力がアップする

ピンク色の水で口をすすぐと運動能力がアップする
ラフバラー大学の研究
対象者:普段から運動習慣のある男女10人
運動習慣は週に3回以上
男性4人、女性6人、27歳~33歳、
期間:3週間

・研究の意図
ピンク色に着色したうがい薬で口をすすいでもらったら運動能力が改善するのか調査した

・研究の内容
運動習慣のある男女10人を集めて、ランニングの途中にうがい薬で口をすすいでもらい、運動能力が変化するのか調べた
室内でトレッドミルで走ってもらい、5分ごとにうがい薬で口をすすいでもらった
用意されたうがい薬は2種類あり、一つは透明なもの、もう一つはピンク色のもの
被験者には、事前にうがい薬の効果を教えた上で、スポーツドリンクと比較する実験だと伝えた
実際は、どちらのうがい薬も同じもので、違いは色のみ

7日間に一度30分間ランニングを行い、合計3回行った
1回目は透明のうがい薬、2、3回目はピンク色のうがい薬で行った

・結論
それぞれのうがい薬のランニングの距離は、
透明は4835±816m
ピンク色は5047±795m
およそ5%の運動のパフォーマンスアップが確認された

全ての被験者がピンク色の液体のほうが甘いと考えており、
10人中6人は、ピンク色のほうが気分がよくなり、より前に進めた、と答えていた

研究者によると、ピンク色の液体は甘いと考え、甘いものには糖分が含まれている。口をすすいだ時に糖分を摂取したと錯覚したのではないか、とのこと

要するに、プラシーボ効果が発揮されたのだ

・感想
ピンク色の液体そのものに効果はなく、プラシーボでパフォーマンスが改善するのは面白い発見である
パフォーマンスの改善がプラシーボによるものなら、どんなスポーツにも応用ができるだろう
一方で、プラシーボだと知ってしまえば、効果が期待できない
自分に試した所で効果があるとは思えない
試すのなら、プラシーボだと知らない第三者になるだろう

それに、今回の研究は被験者の数が少なく、期間も短い
小規模な調査である
あくまで参考程度に留めたい

運動のパフォーマンスを上げたければ、カフェインのほうが無難だろう
カフェインの効果は様々な研究で証明されている
信用性という意味でもカフェインのほうがオススメできる

勝者:カフェイン
敗者:プラシーボ(ピンク色の液体)

#ピンク色
#ランニング
#パフォーマンス
#トレッドミル
#プラシーボ
#うがい薬
#小規模
#カフェイン

参考文献
Frontiers | Mouth Rinsing With a Pink Non-caloric, Artificially-Sweetened Solution Improves Self-Paced Running Performance and Feelings of Pleasure in Habitually Active Individuals
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnut.2021.678105/full

よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。