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嘘つきの戦略とバレない嘘

嘘つきの戦略とバレない嘘
ポーツマス大学の研究
対象者:平均年齢39歳の男女194人

・研究の意図
人は様々な場面で嘘をつく
日常生活の中でどのくらいの頻度、どのような状況、どのような相手に対して嘘をつくのか調べた
それに嘘をつくのが上手い人の特徴はあまり知られていない
バレない嘘についても調査した

・研究の内容
194人を集めて日常生活における嘘についてアンケートを行った
アンケートをの内容は以下
・過去24時間でどのくらい嘘をついたか
・どのような嘘をついたか(誇張、省略、白い嘘、隠蔽など)
・誰に対して嘘をついたか(家族、友人、同僚、上司など)
・どのような媒体を通して嘘をついたか(直接対面、電話、メール、SNSなど)

また、嘘をつく際の戦略についてもアンケートを行った
・詳細を確認できない嘘
・もっともらしい話をする
・真実の話の中に嘘を少し混ぜる
・詳細をぼかして曖昧に話す
など

他にも、自分は嘘をつくのが上手いか答えてもらった
嘘をついた時の状況を思い出してもらい、嘘をついた理由と嘘が成功したかのアンケートを取った

・結論
平均して人は一日に1.6回の嘘をつく
ただし、参加者の1%未満の人が大量に嘘をついていたので数値を押し上げた
1%未満の人で全部の嘘の38.5%を占めていた
(参加者の39%は嘘をついていない、と回答)

参加者がよく使用していた嘘の戦略は、
・意見を明確にしてシンプルに話して意図的に相手を騙す(17.6%の人が使用)
・もっともらしい話をする(15.1%)
・詳細を曖昧にして話さない(13.2%)
・真実の中に少しの嘘を混ぜる(13.1%)

嘘の戦略の中で一番嘘がバレなかったのは、真実の中に少しの嘘を混ぜること
巷で言われている嘘の戦略が有効なことがここに証明された

嘘をつくのが上手い、と回答した人の62.7%が男性だった
逆に女性の70%は嘘をつくのが下手、と回答した
また、嘘をつくのが上手いと思っている人は嘘をつく回数が多く、対面での嘘を好んだ
(SNSなどでは嘘をつかない)

一般的に嘘をつくのが上手い人は頭がいい、と思われているが、学歴との相関関係は見受けられなかった

ともかく、バレない嘘をつきたかったら真実の中に嘘を紛れ込まれるのが一番である

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参考文献
Lie prevalence, lie characteristics and strategies of self-reported good liars
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0225566

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