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初対面でも気が合う人の見つけ方

初対面でも気が合う人の見つけ方
ダートマス大学の研究

気が合う人、というのが存在するが、一体どのようにして気が合うと判断しているのだろうか?
気が合うと思う判断基準について調べた

大学生66人を集めて、初対面の相手と1対1で10分間の会話をしてもらった
会話後に相手とどれくらい会話を楽しめたか、気が合っていたかを評価してもらった

データを分析したところ、気が合う人と合わない人にははっきりした違いが表れた
それは、会話の応答速度だった
気が合うと答えた人は、どちらかの会話が終わってから、もう一方が話し出すまでの時間が短かった
会話のラリーが途切れることなく喋り続けていた
気が合う人とは、初対面でも会話がスムーズだった

では、友人でも同じことが起こるのだろうか?
友人になると、会話の間を気にしなくなることがある
言わなくても伝わることがあるので、応答速度が遅くなるかもしれない
先の実験に参加した人のうち、22人に協力してもらい、友人を連れてきてもらった
先の実験と同じ要領で1対1の会話を10分間してもらった
結果は、先の実験と同じだった

初対面でも、友人でも、気が合う人となら会話の応答速度が早くなることが判明した

ならば、意図的に会話の応答速度を短くしたら、相手と仲良くなれるのかと言うと、そうではないらしい
会話の応答速度は無意識で決まるので、意図的に早めるのはとても難しい

どうやら気が合う人は相手の会話が終わるタイミングがある程度、予測できる
終わるタイミングがわかるので、喋りだすタイミングも自然と早くなる
意図的に会話の応答速度を早めても『あー』とか『えっと』みたいな適当な返事になるだろう
そうなれば、逆に嫌われる可能性がある

我々にできることは、相手の話をよく聞くことだ
相手の話を聞いていれば、ある程度は話の流れで、終わるタイミングが判断できる
そこで、的確に返答すれば、仲良くなれるだろう

平均的な応答速度は2秒なので、それより早く返事ができるようにしたい

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参考文献
Fast response times signal social connection in conversation
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2116915119

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