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ビールで腸内環境が改善するかもしれない【ビール万歳】

ビールで腸内環境が改善するかもしれない【ビール万歳】
ヌエバ・デ・リスボン大学の研究

ビールを含むアルコールは健康によくないものとして扱われている
この度、ビールで腸内環境が改善されることが示唆された
ビール好きには朗報だろう(ビールを飲む言い訳ができる)

22人の男性を集めて、ビールもしくはノンアルコールビールを4週間にわたって飲んでもらった
1日に飲む量は330ml
ビールのアルコール度数は5.2%
ノンアルコールビールのアルコール度数は0%

日本の一般的なビールのアルコール度数は5%、缶ビールは350mlである
毎日缶ビールを一本開けてるようなものだ

実験の前後で血液と便のサンプルを採取して分析した結果、腸内環境が改善していた
ビールとノンアルコールビールの両方のグループで腸内フローラの多様性が高まっていることが判明した
ビール好きには嬉しい結果が報告された
また、4週間のビールの摂取では、体重と体脂肪に変化はなかった
短期間なら、ビールを飲んでも太らないらしい

腸内環境が改善された理由として考えられるのは、ビールに含まれるポリフェノールらしい
そのため、アルコールは関係なく、ビールとノンアルコールビールの両方でいい結果を得られた
ビールが好きではないのなら、ポリフェノールを多く含む食品を摂取することで同じような結果が得られるかもしれない
ポリフェノールが多い食品は、赤ワイン、コーヒー、緑茶、紅茶、ブルーベリー、トマト、ココア、柑橘類、豆類、生姜など

ただし、今回の研究は小規模な研究である
全ての結果を鵜呑みにするのは難しい
実験の参加者が22人という少数であること
男性だけであったということ(女性でも同じ結果になるか不明)
ビールを飲む習慣を考慮していなかったこと(普段からビールを飲んでいる人がいた可能性がある)
実験で用意されたビールにはポリフェノールの含有量が少なく、4週間で効果があると考えにくいこと
など、結果には課題が残る研究だった

課題はあれど、ビールには腸内環境を改善する効果が示唆された
大量に飲みすぎなければ、問題ないだろう
昔から酒は百薬の長とも言う
長い歴史が物語っているのだから、幾ばくかは効果が期待できるだろう
ただし、過度な期待は厳禁だが……

まあ、私はアルコールの類いは一切飲まないので、実験の結果がどのように転ぼうとも影響はない

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参考文献
Impact of Beer and Nonalcoholic Beer Consumption on the Gut Microbiota: A Randomized, Double-Blind, Controlled Trial
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.jafc.2c00587

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