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健康への道は「足す」ことでなく「引く」ことにある!?

タイトルを聞いただけで、見るのをやめてしまう方もいるかと思います。 
そんな私も小麦・乳製品・砂糖が大好きでした。
今も大好きには変わらないですが、これらを日々の生活から抜いていくことで、自分でも驚くほどの体調の改善を実感しました。

具体的には食後の眠気やだるさが解消し、慢性疲労や集中力の低下や便秘などが改善したと実感しています。
もちろんこれだけが全ての原因とは限りませんが、体感的にも今後記述する各種の検査結果を見ても、大きな要因であったことは間違いないと思いま
す。

みなさんのなかには小麦や乳製品や砂糖をこよなく愛している方も多いと思います。
「毎日みんな食べているけど、何の不調もない!」
という反発もあるかもしれません。

しかし、不調が慢性化し、その状態を「普通」だと思い込んでいる可能性もあります。わたしも同じ状態でした。

「足すよりも引くこと」

現代において、「足す」ことに余念がない私たち現代人。
まずは「引く」ことから始めて、自身のコンディションを確認してみてください。驚くほどの効果を感じられると思います。

さて、小麦・乳製品・砂糖がどのようにわたしたちの心身に悪さをするのでしょうか?
各それぞれの特徴と共にみていきましょう。

・小麦(グルテン)の特徴

まずは小麦の中に含まれる「グルテン」。
ではグルテンの何が問題かというと、「炎症を引き起こす」大きな要因になります。

簡単にいうと、グルテン摂取から体内(リーキーガット(腸漏れ)と呼ばれます)や果ては脳内にまで有害な毒素が入りこんでしまう恐れがあります。
また、小麦製品を食べ続けると腸内にカンジダ菌というカビ菌の一種が増殖し、このカンジダ菌が更なる炎症を引き起こしてしまいます。
その影響で頭痛や集中力の低下やイライラなど様々な不調を引き起こします

みなさんもお仕事をされている中で、できれば日々自分自身のパフォーマンスを上げたい、もしくは上げる努力をされていると思います。
もしグルテンを抜くだけで、昼食後の眠気やだるさ、慢性疲労といった症状が軽減し仕事に集中できたら、最高だと思いませんか!?

実際に有名なテニスプレイヤーのジョコビッチ選手はピザが大好きでしたが、突然体調を崩し「グルテン不耐症」が判明、医師の指導でグルテンフリーの生活に転向後、数々のビッグタイトルを獲得していきました。
ご自身もグルテンフリーの「新しい食事」のおかげと本の中で語っています。

・乳製品(カゼイン)の特徴

えっ!?牛乳って身体に良いんじゃないの?って思われる方も多いと思います。
わたしたちの多くは学校給食でも毎日牛乳をこどものころから飲んできましたし、大人になってもカルシウム取得のために牛乳を飲んできました。また、腸内環境を整えるために、乳製品を習慣的に食べている人も多いと思います。

乳製品に含まれる「カゼイン」もグルテンと同様に問題があります。
カゼインとは牛乳にも含まれているたんぱく質成分の1つです。
牛乳のたんぱく質のうち8割を占め、牛乳や乳製品へのアレルギーを起こしやすい物質としても知られています。

カゼインは腸の粘膜を荒らし、アメリカを中心として、アレルギーのみならず、がんの原因となる可能性がある物質と指摘されるほど。
また発達障害や統合失調症とも関係があるとみられたり、ホルモン生成やホルモンスイッチにも役だっている葉酸の吸収をブロックしたりもします。

わたしの場合も小さいころから牛乳を飲んできました。
そんなわたしの幼少期は便秘との戦いでした。
数日便がでないことはしょっちゅうでしたが、実家を離れて牛乳や乳製品を取らなくなってから、便秘があっという間に解消し、今では毎日快便です。

・砂糖(白砂糖)の特徴

小麦製品や乳製品と並んで依存性が強いのが「白砂糖」。
みなさんも体感していると思いますが、体ではなく頭が求める「中毒」性がある物質です。
快感を求めて甘味や糖質を取り続けると、だんだんと摂取量が増え、イライラなどの禁断症状が出てきます。
ラットの実験でも甘味はコカインよりも中毒(依存症)になりやすいという実験レポートも発表されました。

また、白砂糖は不純物を取り除く精製過程で栄養素がほぼ失われており、血糖値を乱降下させ、精神に影響を与える作用が懸念されています。
この血糖値の乱降下のときに、イライラしたり、気分が不安定になったり、疲れを感じやすくなります。

以前記載した副腎疲労(もしくは疑いのある方)の方は、疲れた時に甘いものを口にする習慣になっていることが多いため、基本的に白砂糖は口にしないように気をつけましょう。

かくいうわたしも、できるだけ白砂糖を以前よりもだいぶ抜いていますが、まだまだ100%抜くにはまだまだ遠い状況です。
それほどに砂糖を断つというのは難しいと実感しています。
ただそれでも以前より気分の浮き沈みや疲れを感じなくなってきたと実感しています。

これら食材を完全に100%抜くことはすぐには難しいと思います。
わたしは何年もかけて、過去何も気にせず欲望のままに飲み食べしていた時より、これらの食材を口にする頻度や量を大きく減らすことができています。
過去これら食材を気にせずに口にしていた状態を100%にすると、
下記割合が現在の摂取量です。

・小麦の現在摂取量:15%

小麦製品の代表とされるラーメン・うどん・パン・パスタ。
美味しいですよね!
ただ、これらの食べ物はほぼ食べていません。
とはいえ、飲み会やお茶をしているときにひょんに出てくるケーキやプリンやもらい物の洋菓子などを少しだけ食べてしまうこともあります。
また、カレールーやしょうゆなどの調味料に入っている小麦はあまり気にしないことにしています。
そこまで気にすると、何も食べられなくなってしまいますので、、

・乳製品の現在摂取量:15%

昔は頻繁に飲んだり食べていた、牛乳(ラテなども含めて)やヨーグルトはほぼ口にしません。
とはいえ、ときどきのケーキなどの洋菓子、ちょくちょく食べたくなるアイス(ハーゲンダッツが好物です)、パスタ(最近ではグルテンフリー麺を使っています)に使うチーズなどは口にしてしまうので、このくらいの摂取量でしょうか。

・白砂糖の現在摂取量:20%

家にある調味料としての砂糖はてんさい糖やきび砂糖などのブラウンシュガーにしています。
また、家に常備していたお菓子などは、ここ5年ほど影を潜めましたが、もらい物だったり、食べたくなったときに買うアイスなどもあるので、これくらいの摂取量でしょうか。

みなさんの中には色々と食べたいものが食べれなくなってしまっているけど、じゃあ何を食べたらいいの?という声もあると思います。
これらの代替食品にはどのようなものがあるのでしょうか?

・小麦の代替品

米粉やそば粉など、グルテンを含まないで作られた食品。

お米も白米だとかなり血糖値の上昇度(GI値)が高いので、玄米や五部付き玄米などに変えてみたり、ジャポニカ米でなく、バスマティライスやジャスミンライスに変えてみるのも手かと思います。

一点、そばを代替品にするのも気をつけてください。日本の規定では、そば粉が3割入っていれば「日本そば」と名乗ってもいいので、よく駅や駅近くにある「立ち食いそば」も同じくらいの割合と思っておいた方がいいでしょう。そばはできれば「十割そば」、難しければ「二八そば」にしたいところです。

・乳製品の代替品

アーモンドミルク・ココナッツミルク・ライスミルクなど。

ちなみに豆乳などの代替食品も体によさそうですが、豆乳は継続して摂ると大豆アレルギーを起こす可能性があるので、毎日飲むのは控えたほうがいいでしょう。

・白砂糖の代替品

てんさい糖・きび砂糖・はちみつなど。

ブランシュガーと呼ばれるこれらの精製されていない糖を白砂糖の代わりにすることができます。

最後に

最後にわたし自身としても、今後さらにこれら食材をできるだけ抜いた食生活に変えていきたいと考えています。

やはり体感として調子が良くなるのは素晴らしい、一度3カ月くらい完全に抜いた期間を作りたいと思っています。

これだけを聞いていると、さぞかし節制した生活を送っているとお思いでしょうが、わたし自身や妻としては、代わりに何が食べれるねだったり、食べない方が調子が良いとわかっているので、ストレスなく実践できているのかなと思っています。

更にはここでは記載しませんでしたが、卵も遅延性アレルギー反応があったため、わたし個人としては抜いています。

みなさんもぜひ一度何かを足すことから、「引く」ことに変えて、始めてみてください。
そして日々のご自身のコンディションを確認してみてください。
少しでも皆さんの生活が快適になってくれると嬉しいです。

ブログもやっているので、よければぜひ!


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