巨大ブランコで有名なワット・スタット
はじめに
タイで年越しをしたときに、初詣の代わりにワット・スタットという寺院に行きましたので、そのときのことをまとめてみました。
ワット・スタットの歴史
ワット・スタット・テープワラーラームは、タイのバンコクにある仏教寺院です。1級の王室寺院はバンコクに10寺院、タイでは23寺院ありますが、そのうちの1つになります。
建設は1807年にラーマ1世によって開始されました。当初は、ワット・マハ・スタワットと呼ばれ、森の中にありました。バンコクに仏像を安置するために建設されたといわれています。
ラーマ1世は、スコータイに安置されていた当時最大の仏像を水路を用いて移動させ、この寺院に持ってきました。ラーマ1世の最後の仕事であったとされ、仏像が無事に安置された数日後にラーマ1世が亡くなりました。
さらに建設と装飾はラーマ2世によって行われ、ラーマ2世は木製のドアに彫刻を施しましたが、寺院が完成したのは1847年または 1848年のラーマ3世の治世です。
2005年、この寺院は将来の世界遺産として検討するためにユネスコに申請されました。
ワット・スタットへの行き方
ワット・スタットの正確な位置を知らなかったので鉄道でフワランポーン駅まで行って、そこからタクシーで行きました。駅からはバスも出ています。
帰りにフワランポーン駅までタクシーで行こうとしたときに、タクシーの運転手さんに「フワランポーン駅」と何度言っても通じませんでした。日本人が苦手な発音が含まれているようです。クルンテープ駅と言い変えるか、携帯で文字を打って見せたほうが早いです。
ワット・スタットの巨大ブランコ(ジャイアントスイング)
寺院の前に大きな赤い鳥居のようなものがありました。高さは21メートル。サオ・チン・チャー、英語ではジャイアントスイング(巨大ブランコ)と呼ばれています。
1935年より前は、ジャイアントスイングにロープをかけて小舟を吊るし、司祭を乗せて揺らす「トリーヤムパワーイ」という行事が行われていました。あまりにもブランコが高いので司祭が落下死する事故が続いたため、現在では行事は行われていません。
ワット・スタットの境内
ワット・スタットの境内への入場料は20バーツでした。観光客よりも地元の人が多く来ていた印象です。周りのタイ人の真似をしてお参りしました。お線香やろうそくをお供えして手を合わせます。
ワット・スタットのお堂
お堂の中に入ったら、皆さんが膝立ちになってお坊さんの前に行列を作っていました。タイではお坊さんと同じ目線に立つのは失礼になるので、膝で立って目線を低くするということなのです。私もその行列に並んでみました。膝立ちでどんどん進んでいきます。お坊さんにお賽銭を渡したら、お坊さんが水をかけてくれて新年の記念コインをくれました。思いがけず、初詣に行った気分になり感謝です。お堂では、黄金の仏像と昔の様子が描かれた壁画を見ることができます。
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