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分娩のキロク(大学病院で無痛分娩で出産しました)

これから書く内容は、極々親しい友人だけに向けたプライベートのInstagramアカウントで、出産後に分娩の記録を投稿していたものです🤗

出産報告と共に「実はInstagramの投稿を参考にした」というメッセージをもらう事も多かったので、ちょっと読みやすいように加筆して、このnoteにも記録を残しておきます🙏

これから出産する方、無痛分娩を検討している方、パートナーが検討している方の参考になれば嬉しいです。


前提として


自然分娩を経験してないから比較はできないし、初めての無痛分娩なので分からないけど、私は無痛分娩を選択した者の中では痛みをしっかり味わった方かと思います。

「痛かった」という感想をありのまま書いていますので、これから出産を控える方でそういう感想を見たくない方はこのままそっと画面を閉じることをお勧めします。

「無痛分娩はどうだった?」の結論

私は10万円上乗せして無痛を選んで良かったと思っています。
理由は「また出産してもいいかな」と思えたことが大きい。

とはいえ、分娩後しばらくは麻酔が残っているけど、その後急激に痛みが襲う。産後のダメージで言えば、痛みを感じていないだけで、無痛分娩か自然分娩か関係なく身体は同じように出産のダメージを負っていた。

下記の時系列レポの部分でも書いていますが、陣痛の痛みを感じた後に、麻酔が効き始めてからはあまり痛みを感じなくなりました。
腰のあたりを強めに指圧されているなぁくらい。痛みは感じるけど耐えられるし良い大人なので涼しい顔で過ごせる程度に痛みは取れました。

ちなみに陣痛中は他のことを考える余裕は無し!(笑)

病院の選び方

私が選んだのは大学病院での、計画無痛分娩。
地域の三次救急も担っている病院だし小児科もあるから何かあった時の対応が一番早そうだし、そこの地域内での評判も良いし、無痛分娩の費用も適正だし、何より里帰り先の実家から一番近かったのでそこにしました。

無痛分娩の予約については1週間に5人までで、それ以降はキャンセル待ち。
割と人気のようで私は6番目の予約(つまりキャンセル待ち1番目)だったのだが、直前で繰り上げになり無痛分娩で出産できることになりました。
(私の後ろに7人くらい待っていたらしい…)

予約が取れたとしても、病院の労働基準の関係と、麻酔科医の人数的に、平日の日中(朝9時~17時)にしか麻酔入れてもらえない。
もしも夜間や休日に陣痛来たら、麻酔科医の出勤まで待つか、自然分娩で産む。
↑24時間365日麻酔対応の病院があるそうなので絶対無痛でしたい人はそちらおすすめ。

時系列レポ

1/4夕方
生理痛みたいな痛みあり。
我慢すれば家事できる。

1/5 午前
妊婦検診にて子宮口開いてないと言われる
13:00過ぎ 
軽く出血
内診後なので無視。
生理痛の痛み重くなるが前駆陣痛と思い耐える。

夕方
痛みでベッドから出られなくなる。家事なんて無理。

20時
夫帰宅後、痛み7〜8分感覚だったので病院へ。

22時
子宮口3cm
入院しても陣痛が引く可能性もあると言われ、一度帰宅。
帰宅後は万一に備えシャワー浴びる。

24時
痛み継続、我慢して布団へ入るが眠れず。

深夜2時半
5分おきに痛み。痛くて眠れない。自然と呻く。子宮がギュッと掴まれたかのような痛み。

深夜4時
陣痛タクシーで再度病院へ。
子宮口が4センチでそのまま入院

麻酔科医の出勤の8時までは麻酔無理だから、陣痛室で陣痛に耐えながら朝を迎える。
麻酔するかもだから水しか飲めない。
痛みは5分間隔、眠っても痛みで目覚める。

朝8時
子宮口6センチ
初めて経験する痛さ。
痛みに耐える以外の何もできないし、やりたくないし、そもそも思考が働かない。
麻酔科医がようやく登場。9時になったら麻酔を入れるといって説明を受ける。

9時
分娩室へ
子宮口7センチ
麻酔が入る
(硬膜外麻酔についてはコメント欄)
→麻酔投与後しばらくして重めの生理痛まで痛みが緩和される。
※と言っても普段なら仕事休むレベル。捻挫とかの痛さ(?)

スマホいじったり寝たりしながら、子宮口が全開になるのを待つ。
痛み強くなったら麻酔のボタンで麻酔追加投入。
導尿するけど麻酔効いてて全く痛くない。

12:15
寝て起きたら子宮口全開
麻酔入れる直前くらい痛かったので、強めの麻酔投入

痛みがゼロになる
足が痺れて上げられなくなる
子宮口の様子見るとかでぐりぐりされても全く痛くない。
(麻酔無いとこれも拷問レベルらしい)
そのまま2時間爆睡

15時
麻酔強めたことで微弱陣痛になる
陣痛促進剤を投入
手を突っ込まれて破水

15:15〜
陣痛が強くなるのを待ちながら、いきみの練習

15:45〜
本格的にいきみ開始
先生と助産師の言うことに素直に従っていたら「いきむの上手だ」と褒めてくれるから頑張れた。
マタのところに何か挟まる感覚あり

そこから赤ちゃん進まなくなり鉗子(デカめのペンチみたいなもの)で引っ張ることに。
会陰切られるが何も痛み無し。
鉗子分娩が珍しいからか、分娩室には医者5〜6人、看護師、助産師さんなどめちゃめちゃ人が集まってた。数えてみようかなーと思うくらいの気持ちの余裕はあった。

陣痛きてる時は痛すぎて分娩台で暴れる、いきめないくらい痛い。麻酔なかったらどうなってんだ?ってくらいクソ痛い。

16:11
息子爆誕
骨盤裂けるんじゃってくらいグニって何かが通った感覚があった
生まれてくる様子は割と冷静に見えた


胎盤出すために助産師さんがお腹押したり子宮をグリグリしたりする
麻酔効いてて違和感はあるけど痛みはほとんどなかった
(これも麻酔無いと痛いらしい)


会陰切開を縫う
2センチくらい切ったとのこと、全然痛くなかった
(麻酔無いと痛いらしい)


出血の経過を見るなどで、2時間分娩台で待機
家族とスマホで電話したり
連れてきてもらったベビーを眺めたり眠ったりした。
2時間経過後、無痛分娩の点滴針を抜く。

18時
ベッドへ
麻酔は抜けていて骨盤、尾骨その他諸々痛すぎてベッドに移るのに5分かかる。
眠るしかやることないけど眠れない。

24時
無理やりトイレに行かせられる。足ガクガクで全然歩けず。
全身痛い。特にお尻。

以降、産後の入院生活がスタート👶👍

麻酔前後の痛み

麻酔前

麻酔直前の陣痛の痛みは、息を吐いて痛みに耐えるのが精いっぱいで、トイレに行ったりするのもできなかったです。陣痛の波が来ている間は痛みでほかのことは考えられません。

麻酔後

麻酔が効き始めてからは重めの生理痛とか、強めの指圧程度になった。その時点で”麻酔最高”と思いはじめました。
スマホをいじったり眠ったりしながら、子宮口が前回になるのを待つ。
痛みが強くなって、耐えられないなあと思ったら自分の手元のボタンで麻酔を追加する。
麻酔科の先生が、痛みを数字で表すと?としきりに聞いてきて、それにこたえるのが地味に大変でした。

無痛分娩の麻酔をつける流れ

硬膜外麻酔

横向きになって先生が背中を触る。膝を曲げて首を前に倒し、背中を突き出すように言われる。
注射針がちくっとして、じんわりと冷たい液体が入るのが分かる(局所麻酔らしい)

その後はカテーテルを入れる(私が感じたのは、指でぐいぐいっと押されている感覚)

試しの麻酔を投与。背中辺りが心なしかじんわり冷たい感覚。→麻酔スタート

そのほか身体につけたもの

左手中指→パルスオキシメーター。
右腕→血圧計(一定時間ごとに自動で計測)
腕には心電図
左手首付近に点滴管。そこから水分補給をする。(口からも飲めるけど、身体に必要な水分は点滴で賄う)

↑自然分娩の場合も、緊急時に備えて点滴針や心電図など付けるらしい。


出産の痛みに関する話

私は無痛分娩にして良かった!
もしまた出産する機会があっても、同じ病院で絶対無痛分娩の予約はしたいです。出産時には気持ちに余裕があったし、出産前後に夫とビデオ通話をする余裕もあった。

ただ、痛みは全くの無痛にはならなかった。

まず、夜間に陣痛が来たので、麻酔科医の到着まではシンプルに陣痛の痛みを味わいました。

それから、麻酔が原因か分かりませんが、陣痛が弱まってしまったため、陣痛促進剤を入れてさらに「鉗子分娩」となりました。
この鉗子分娩が原因か、私の骨盤の開きの悪さが原因か、産後半年ほどお尻周りの痛みに悩まされました😓
このお尻の痛みが結構痛くて、またあのお尻の痛みが続くなら出産したくないなぁと思うほど…

後から調べて知ったけど、無痛分娩は吸引分娩や鉗子分娩の確立が上がるらしい…(?)そして、それらの分娩をすると産道への傷つきはより大きくなるらしい…

産後の回復について

前述したように私はお尻周りの痛みがひどくて、産後1ヶ月は寝返りもまともに出来ませんでした。骨盤回りもガタガタで、痛みが伴うから産後3カ月ほどは外に出たいと思えなかったです。

さらに半年ほどは、座るとじんわり痛いので我慢できるけどずっとストレスでした。
周りでこういった話を聞かないので、おそらくレアケースだとは思いますが、無痛分娩は痛みを感じていないだけで実際に身体が受けている出産ダメージは同じだよなぁと体感しています。
会陰も麻酔切れたら普通に痛いですww

あと鉗子分娩などはそもそも骨盤底筋へのダメージも増すみたいで、産後のお尻の痛みも原因はそれだろうなぁと思っています。

私が出産した病院の母子への考え方

わたしのところは「母乳を飲ませる事より身体の回復に努めてね💓」というタイプの病院で、母子同室も本人の自由だったので、私は身体が痛過ぎてお世話できなくて退院までずっと新生児室に預けていました。

これから出産する方へ言いたいこと

産後ダメージが大きかった私が声を大にして言いたいのは「お産が少しでも早く進むように、骨盤を開きやすくなるストレッチなどは念入りに!」ということです😂😂😂


以降の有料記事では、私が出産した「順天堂大学付属浦安病院」の口コミを赤裸々に書いています。

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