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私がコーチとして活動している理由

このnoteでは、私がコーチとして活動している背景やこれまでの経験についてお話しようと思います

現在、私は400人以上の方々の強みの発見をサポートしてきました。
その成果として、クライアントや知人からは
「聞き上手ですね」とか
「コミュニケーション能力が高いですね」
と、さまざまな言葉をいただくことが増えました。

また、「やりたいことをしていていつも楽しそうにしていますね」との言葉をかけていただくこともたくさんあります。

日々関わって頂いている皆様には心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、私がずっとこういう人生を送ってきたわけではありません。むしろ、自信のかけらもない日々を過ごしてきました。

  • 常に他者と自分を比較し、コンプレックスだらけだった

  • 失敗やうまくいかないことがあると、周りのせいにしてしまい、逃げることが習慣になっていた

  • 「自分の存在価値は?」という疑問を、ずっと抱えて生きていました

コーチとしての活動の背景には、こうした過去の経験が大きく影響しています。そして、私と同じように悩んでいる方々の助けとなりたい、この思いが、皆様に少しでも伝われば幸いです。


コンプレックスだらけの生い立ち

幼少期の私は、コンプレックスだらけでした。
特に、容姿に関するものでした。
天然のパーマや、他の子と比べると毛深かったのです

それらは周りの子たちの絶好のからかいのターゲットでした。小学生の頃、クラスの子たちに「毛むくじゃら」「鳥の巣頭」と笑われる事は日常茶飯事でした。

その日家に帰って涙を流したことや、学校に行きたくないと泣いていた事を今でも鮮明に覚えています。

また運動神経も悪かった私は
チーム分けなどではいつも最後まで残って私のことをなすりつけ合うような状態でした。

こんな状態では友達ができるはずもなく、元々内向的で人と話すことが苦手だった私はどんどん人と関わることが怖くなっていきました。

「生きているのが楽しくないな」
「なぜ自分がこんな風に生まれたのか」とずっと悩み続ける日々でした

テレビで取り上げられるような酷いいじめを受けたわけではありませんが、一歩間違えばそこで人生を終えていた可能性も十分にありました。

ただそれを実行する勇気もなく、ただなんとなくゲームに逃げる日々を送っていました。

親に相談しようかなと思った事もあったのですが自分の気持ちを表現することが苦手だった自分は誰にもこの思いを伝えることができず

「どうせ自分の事なんか分かってくれる人はだれもいないな」

悶々とした日々を送っていました。


周りの目を気にして生きる日々

中学・高校と成長するにつれ、そのコンプレックスはより大きくなっていきました。友人たちは次々と携帯電話を手に入れ、それを使って友人やクラスメイトとの連絡手段として使用していました。当然私はその輪に入ることができず、隅の方で1人でいることが多い学生時代でした。

また、他の生徒たちが夢中になって取り組むクラブ活動や勉強。私も一見、その一員として頑張っているようには見えたかもしれません。しかし、それは私にとって「皆がやっているから」「親に言われたから」「皆の輪から外れるとのけものにされるから」という自発的な理由ではありませんでした。

本気になりきることができず、いつも自分に言い訳をしては楽な方に逃げていました、成功するイメージを持つことができず、ちょっと上手く行かない事があるとすぐにくじけてしまっていたのです、挑戦すること自体が面倒で、新しいことを始めるたびに「結局、自分なんかがやっても上手くいくはずがない」という声が頭の中で鳴り響いていました。

友人たちが自分の夢や目標に向かって進んでいく姿を見るたび、自分とのギャップを感じることが増えていきました。彼らには明確な「夢や目標」があり、それを追い求めて前に進むエネルギーがありました。私にはそれが全く見えず、ただ流されるように日々を過ごしていました。

「なぜ自分はこんなにもダメなのだろう」
と自問自答の日々を送っていました。

また私の心の奥底には、ずっと
「どうせ自分が頑張っても無理」
という思いがあったのだと思います。小さい失敗、周りからのちょっとした拒絶、それらの一つ一つが、この思いをどんどん大きくしていったのです。

そして、困難やプレッシャーが迫ってくると、自動的にブレーキを踏んでしまうような気がします。心の中で「やっぱり私にはできない」とあきらめることが、当たり前の行動になっていたんですよね。逃げることで、一時的な安心を得ることができたかもしれませんが、長い目で見れば、それは自分を追い詰める結果となっていました。

この思考パターンは、自分の中の無限のループのようで、なかなか抜け出すことができませんでした。

そして大学に入学すると、新たな環境とともに新たな課題が待っていました。これまで中学や高校のクラスという小さなコミュニティの中で、少なくともクラスメイトとはある程度の関わりを持っていました。しかし大学になると、講義ごとに異なるメンバーとの関わりが必要となり、自分からアプローチしてコミュニケーションを取ることが求められるようになりました。

私はそれに対応するスキルも話しかけてもらうだけの魅力も当然ありませんでした。私のコンプレックスと、これまで生活環境とマインドが私をさらに内向的にしていたのです。講義の合間、何をすればいいのか分からず、周りの学生たちが賑やかに話している中、私は隠れるように近くの公園で時間を潰していました。

本来であればここで昔の写真を入れてその時の雰囲気を知っていただけたらなぁと思ったのですが・・
昔の写真は全て捨ててしまいました(笑)
卒業アルバムなんかも同様です

写真を見返して楽しいと思った記憶も無いですし
また自分の顔が写っている写真もすごく嫌いでした
あまり覚えていないですがいつも伏し目がちでおどおどした表情だったと思います

変化の兆し

そんな自分に変化が訪れてきたのは大学を卒業したころでした

当時は就職氷河期で、中々就職先が見つからない時代でした。営業職の求人が多く、人と関わるのが苦手な私にはとうていできるものではありませんでした。

やりたいことが見当たらない私は、真面目に就職活動をせず、結果として当然のことながら就職先は決まりませんでした。そんな中、親の進めもあり、介護福祉士の専門学校に進むこととなりました。「資格を取っておけば、何とかなるだろう」という気持ちで決めました。

これまでずっと悶々とした日々をすごしてきましたが
「人と上手く関われるようになりたい」
「信頼できる友人がほしい、人間関係に恵まれた人生を送りたい」

という願望は自分の中に持っていました。

そのころからコミュニケーションや自己啓発に関する本を読むようになったのです。

正直「難しい・・」「これが出来たら苦労しないよ・・」という内容もたくさんありましたが、その中で「笑顔が大切」というメッセージに触れ、まずは笑顔で人々に接するように心がけることにしました。

ちょうど、学校での福祉施設実習などがあり、いろんな人と関わる事が増えたので、学んだことを実践する機会にもなりました。

これまで人と関わる事を避けてきた自分にとって非常に勇気がいることで、最初は難しかったですが、なんとか笑顔を絶やさず接しているうちに、周りの反応が少しづつ良くなってきました。

優しいご利用者の方々や、私のことを理解してくれる専門学校の仲間たち。振り返ると、その環境で少しずつ経験を積むことができたのは、私にとって非常にラッキーだったと思います。

「上手く話すことは難しいかもしれないけど、こんな自分でも人と関わっていけるかもしれないな」と考えるようになりました。そして、少しづつですが人との関わりを楽しめるようになりました。

「自己理解」や「強みを活かす」といったことにまだまだ出会う前の話ではありますが、今思うと少しずつそういった行動を取り始めていたのだと思います。


自分を取り戻す日々

そこから、「もっと人と上手く関われるようになりたい」という思いが強まり、さらに多くの本を読んだり、セミナーに参加するようになりました。学んだことを実践する中で、すべてがうまくいくわけではありませんでしたが、どんどん相手や周りの反応が変わってきたことを感じました。これまで、人と関わることが怖かった私にとって、それは新鮮で楽しい体験でした。

また、多くの本やセミナーで取り上げられている
「コミュニケーションは聞くことが大事」
「常に相手の立場に立って考える」
「相手に興味を持ち質問する」
「相手の利益になることを考える」

という内容は、私にとって衝撃的でした。私がこれまでに思っていたコミュニケーションのイメージは、
「面白いことを話す」
「自分から話を展開する」
といったものでした。そのため、
「自分は必要以上に話さなくても良い」
と気づいた時は大きな可能性を感じました。

そして、コミュニケーションへの興味や関心がより一層強まっていったのです。

その結果、人と話すことがどんどん楽しくなりました。そして、周りの人からの印象も、「大人しくて話さない人」から「楽しそうに人と話す人」「話しやすい気さくな人」というものへ変わりました。それに伴い、仕事でも評価が上がり、昇進も果たしました。
(昇進の結果としての激務が増え、心身共に疲れた結果、その職場からは離れることになったのですが・・)

ようやく人と関わることに対して抵抗がなくなってきたのですが
「福祉業界」という世界でしか仕事をしてきてこなかった自分にとってはまだまだ限られた枠内でのスキルではないかと思っていました。


自己理解との出会い、コーチとして

職場を離れた後、福祉業界は人手不足で働ける場所は多かったのですが、「再び過酷な状況で働くのは避けたい」
「もっと異なる道はないだろうか」
と考え始めました。そうしてネットで情報収集をしていたとき、あるコミュニティに出会い、参加することとなりました。新しい環境に飛び込むのは勇気が要りましたが、その中で出会った方々との関わりを通じて、「自分の持っているコミュニケーションスキルや人との関わり方は、福祉業界だけでなく、他の分野でも役立つのでは」と感じるようになりました。

そこで「個性診断」「ストレングスファインダー」という自己理解ツールに出会いそこで大きく自分の人生が動き始めました

これらのツールは「自己を深く理解し、その強みを生かして人生を豊かにする」というものでした、またそれを専門家として解説している人がいるということを知ったのです。

その時に
「自分も解説ができるようになりたい!」
と感じ、すぐに講座に申し込み、実践してみることにしました

元々心理学やカウンセリングには興味があったのですが専門的に勉強してきていない自分には縁が無いものだと思っていたのですが

「自分にも人の心と向き合う活動ができるかもしれない」

とワクワクを感じたのを覚えています
当時は興味と好奇心だけで動いており、まさかこれを仕事にしていこうとは思いもしませんでした。

知人を中心に経験を積む中で、少しずつお金をいただけるようになり、その過程で多くの人々の変化や成長を見ることができました。

自分が人の背中を押すことができる
自分を知ることでその人が笑顔になっていく

その喜びを通じて、私のワクワクはさらに増していきました。

またその中でコーチングというものにも出会い
「ただツールの結果を解説するだけではなく、対話を通してその人自信の可能性をもっと引き出すことができる」
ということに気づき、どんどんコーチングに対する学びを深めていくようになりました

こうして、「個性診断」「ストレングスファインダー」「コーチング」と3つのスキルを使いながらその人の強みを見つける今のスタイルが確立されていきました。

そんな中で気がつけば、1年半の間に400人以上の方々の強みを知るお手伝いをさせていただきました。

自己理解はや人との関わりはとてもおもしろく
探求する日々は今も続いています。


強みを活かすとは

今となっては幼少期からのコンプレックスも人目を気にする性格も
「相手の事を考えて対応することができる」
「つらい人の気持ちが理解できる」

またかつてはあれだけ嫌いだった自分の容姿も
「話しかけやすい」
「優しそうな雰囲気で安心する」

話すことが苦手だったコミュニケーションスキルは
「人の話をずっと聞くことができる」

というコーチとして活動していく武器、強みになっています
人生何が起こるか分からないなぁと感じています
ありがたいことに今では友人にも恵まれ、日々充実した生活を送っております。

私には出来ないことだらけです
・物はすぐなくすし
・極度の方向音痴
・事務処理なんかはミスばかり

またブログや動画編集、せどりなど挑戦してきて挫折した経験は数しれずです
すぐに言い訳をする、逃げたくなる弱い自分は今も自分の中にいます。
不完全、不十分な自分と向き合う日々が今もずっと続いています

ただそんな自分も自分だと受け入れることができ、今では自分の事が以前よりはずっと好きになりました。

最近とある友人に
「おけもんはポンコツすぎてヤバいけど長所が飛び抜けてるから成り立っている」
と親しみを込めて言われたことがあります

これって凄い褒め言葉だなぁと都合よく解釈しています(笑)
だって
「強みを理解して活かしていけば人生楽しめる」
ということを体現しているってことですもんね。

私が皆さんに伝えたいことは

「自分を知って強みを活かせば人生には大きな可能性がある」
ということです

人によってもっている強みは全く違います。

・物事の根拠やメリットを考える
・課題や問題点に気づき解決したくなってしまう
・気になったことがあればつい調べてしまう
・つい相手の気持ちを気にしてしまう
・信頼できる仲間がいると頑張れる
・人から期待されるとものすごいパワーがでる
・負けたくないという強い思いがある

それらはすべてその人たちが持っている「才能」です
そしてそれは普段無意識に使っているので自分では気づかないものです。

私と話をした多くの人は
「無意識やっているので当たり前だと思っていた」
「自分ができるので他の人も普通にできると思ってた」
と言われます

自分の普通は他人にとっての特別です

その才能に気づき、磨いていくことで他の人にはマネできないその人だけの「強みになっていきます」

強みを知り、活かしていけるようになるとまるで新しい武器を手に入れ、冒険にでるRPGの主人公のようにワクワクします。

皆さん自分だけの「才能」に気づき「強み」を活かしたワクワクにあふれる人生にしていきませんか?


さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました

普段はあまり自分の事を話す人間ではないのでここまで開示することについて恥ずかしさもあったのですが
私という人間やコーチとして活動していく想いを知っていただきたいなと思いましたので今回語らせて頂きました。

私のようなコンプレックスだらけの弱い人間でも少しづつ変わってこれたので皆さんに出来ないはずはないと思っています

これからも私の活動を温かく見守っていただければ幸いです。

2023年10月3日 おけもん

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