#72 誰でも読めるMTG英語 そのルールは doesn't apply
今回のカード
今回のカードはこちら
「Champions of Kamigawa(神河物語)」収録のカードです
「Champions」なので「神河の戦士たち」みたいなニュアンスですかね
「Yamazaki」とか「Samurai」とか、訳すまでもない単語が散見されますが
なかなか特殊な効果を持ったカードですので、そっちの効果を中心に見ていきたいと思います
bushido
まずは上のキーワード能力
「Bushido」はそのまんま「武士道」ですね
注釈文も難しくありません
「When」は誘発型能力である事を示す「とき」
(現在のテキストだと「whenever」ですが#2でやった通り、概ね同じ意味)
「this blocks」なので「これがブロックする」
「or」は「もしくは」
動詞「become」は「~になる」なので
「becomes blocked」で「ブロックされた状態になる」となり
誘発条件をまとめると
「これがブロックしたかブロックされた状態になったとき」
「it gets +1/+1」なので「それは+1/+1修整を受ける」
「それ」とは勿論「これ」のこと
「+1/+1」なのは「武士道1」だからですね
そして「until end of turn」なので「ターン終了時まで」
非常にシンプルですね
exactly と named と apply
それでは、次に真ん中の効果
「If」で始まるのは常在効果の「なら」
「there are」は「である」程度の意味です
「exactly(イグザクトリー)」は会話では「その通り!」の意味で使われますが
副詞としては「ちょうど」なので
「exactly two permanents」で「ちょうど2つのパーマネント」
「name」は動詞だと「名付ける」という意味になるので
過去分詞「named」は「名づけられた」
「permanents named Brothers Yamazaki」で「山崎兄弟と名付けられたパーマネント」
つまり「山崎兄弟という名前のパーマネント」ですね
まぁここは「name(ネーム)」だと解れば感覚で辿り着けるでしょう
「in play」は#62でやった現在の「戦場」の意味なので
ここまでを纏めると
「If there are exactly two permanents named Brothers Yamazaki in play」で
「戦場に丁度2つの山崎兄弟という名前のパーマネントがあるなら」
となります
「the "legend rule"」はそのまま「レジェンドルール」
この記事を読んでる人なら概ね知ってると思いますが
『同じ名前の伝説のパーマネントをコントロールしているなら、1つを残して後は墓地に置く』みたいな感じのルールです
動詞「apply(アプライ)」の意味は「適用される」
能動なのに日本語にすると受動になる感じは#42の「enlist」と同じですね
それが今回は「doesn't apply」なので「適用されない」
「to them」なので「それらに」
まとめると
「戦場に丁度2つの山崎兄弟という名前のパーマネントがあるなら、それらにレジェンドルールは適用されない」
となります
最後に下の能力
「each」は「各」、「other」は「他の」
なので、主語「Each other creature named Brothers Yamazaki」は
「他の山崎兄弟という名前の各クリーチャー」
「gets +2/+2 」は「+2/+2修整を受ける」
「haste」は#10でやった「速攻」なので「has haste」で「速攻を持つ」
おまけのhomework
今回のおまけ問題はこちら
「Throne of Eldraine(エルドレインの王権)」収録のカードです
名前の「lurk(ラーク)」が「潜む」
「loch(ラーク)」がスコットランドの言葉で「湖」らしいです
(ラークの発音は同じじゃない)
3つの効果を持つカードですね
では、これを出来る範囲で訳してみてください
ヒントとしては、この辺りの回ですかね
終わったら、各自wiki↓等で答え合わせをしてください
それでは、また次回
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