雨の日の小児科

雨の日は、患者さんが遠のく。
小児科クリニックだとそれが顕著だ。

今日は大雨だったのもあり、患者数が普段の1/4になった。閑古鳥がけたたましく鳴いている。

雨だと受診しなくても良いレベルの軽症ばっかりなことの証明でもある。
言ってはなんだか、小児科受診のほとんどは、寝てれば治るのがほとんどだから…。
雨だとお子さんを連れて、わざわざクリニックに行くのが大変という保護者の気持ちも分かる。

雇われの身なので、患者数が少ないのは、楽で良い。だが、経営者ならば、動悸がしそうだ。
こういう日は、売上(保険点数)から計算すると、売上の約80%が私への給料になっている。経営者からすると、痛い固定費である。

今年の出生数は、70万人をきるらしい。
ますます小児科は閑古鳥が鳴くようになるだろう。
雨の日だけでなく、晴れの日も鳴くようになるのではないか。

窓から傘をさして歩く人々をみながら、雨の音を聞きながら、いつまでこの経営が続くのか、考えていた。

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