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蘇る若葉18(小説)(コラム)・とんぼ

コラム
   暦の上では立冬を過ぎ、冬である。
   しかし、今日、私が住む地域では澄んだ秋の光がキラキラと
   静かに差し込んでくる。
   緑の葉、赤い葉、黄色の葉、茶色の葉、春と夏を終えて
   実りを喜ぶように、色彩豊かな景色が風にそよいでいる。
   みなさんは何色に紅葉した葉が好きですか。
   昨日、赤く紅葉した葉を見つけてスマホで撮影したので
   また明日投稿させてくださいね。

蘇る若葉 18
原作 秋津 廣行
  「 倭人王 」より

🌿秋津先生の著書で
 難しい漢字や言葉、興味を持った事などは調べながらゆっくり
 読んでみて下さい。
 きっと新しい気づきがあり、より面白く読み進められると思います📕
 

佐久花姫神(さくはなひめかみ)

「高天原に坐(ましま)す、あめのみなかぬしの神、たかみむすびの神
かみむすびの神、の御前に、畏み畏み申す。
今、西の海に盗人(ぬすびと)現れ、心乱れて罪人(つみびと)となる。
海の賊、われら秋津洲あきつしまの腹から一族を襲いて、あめつちをわがものとせんと罪を犯す。
ついに秋津洲に坐(ましま)す西の大宮、豊浦宮(とようらみや)を襲うとは、断じて許すまじき行い。
高天原(たかまがはら)は、新たに幼き若木神(わかきかみ)に世継ぎが行なわれたばかりであります。
今こそ秋津洲あきつしまの民、心をひとつにして賊徒から蜻蛉(かげろう)の島を守るべし。
皆々よ、この八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の如くに心を一つにせよ。八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は、命の御玉(みたま)にて秋津洲あきつしまの心なり。」

 そこに、豊浦宮の世継である豊玉之男(とよたまのお)が現れた。


                             つづく19


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