"子どもの成長”を促進!「けテぶれ」で実践する学び方
「今日はここね!はい! じゃあやろう!」
という指示だけで
「よし、じゃあこれやるぞ!」
と目をキラキラさせながら学びを始める授業。最高ですよ、本当に。まさに「主体的な学び」です🧘
ですが、正直なところ、「え、なにすんの?」で止まるのでは?と考えませんか??
私も初めはそうでした。
無策だと確実に止まってしまいます。
「学び方」を知らないと、自分では学べません。カードゲームを渡されても「遊び方」を知らなければ遊ばないのと同じです。
今回はその「学び方」を道具として子どもに与え、使いこなすまでのお話です!
私は特に特別な力はない普通の教員ですが、サッカーの経験からなんとなく「できないことをできるようになる方法」を知っていました。
そんな時にそれを言語化している人に出会いました。さる先生と葛原祥太先生です(Twitter等でも有名ですね!)。
今回は葛原先生の「できるようになる」サイクル「けテぶれ」の実践について紹介します。かなり有名になってきたので、聞いたことある人も多いかもしれません。
簡単にいうと
PDCAサイクルの子どもバージョン
の表現です。
計画(け)、テスト(テ)、分析(ぶ)、練習(れ)。
子どもが自ら学び、できないことをできるようにしていきます。
自力で成長できたと感じるため、効果が高いです。
よく言う「できた」「分かった」が増えるので、そりゃ楽しいし前向きになりますよね。本当に素晴らしいなと日々感じています。
では、具体的にどのようにやっているかですが、大きく分けて2つです。「宿題」と「授業」で実践しています。
1. 宿題:
漢字の計画をたてる → 自分でテストする → 丸つけ、分析をする → 練習する。
これを宿題でできるように指導します。
私はよく「自分の名前を100回書く練習に意味はありますか?」と問いかけてます。
できることを何度もやることに高い価値はないです(もちろん0ではありませんが)。
できていないところをピンポイントに練習できれば、成長のための労力は必要最低限で進められます。
成長できると言う経験を毎日積むことで「けテぶれ」を効果ある学習方法だと認識し、使いこなすようになります。
子どもの成長と吸収は凄まじく、あっという間に自分のものにし始めます。
ちなみに、この方法で家庭学習(宿題)をすると、50問テストのクラス平均は爆上がりします!(初回で平均90を超えることが普通になってきます)
学力向上につながり、数値として現れるので面白いです。
2. 授業
算数の授業であれば計画(めあて) → テスト(計算ドリル、教科書の問題) → 分析(計算はできるが、約分のところでミスがある) → 練習(約分のところと間違えた問題をやる)
みたいなことを授業内で自分でやらせてみます。
最初は1回転。そこから2、3と増えてくると凄まじいです!
「できないことをできるようにする」子供からしたら最高の瞬間ですよね!
研究授業でもよく言われていることだと思います。
この体験を意図的に子どもに自走させることにより、学力を上げながら宿題や授業をすることができます。
いかがでしたか。まずはできるところから子どもに委ねてみると、面白さをじわじわと味わうことができて良いと思います!
次回は「わからないことをわかるようにする」サイクル「QNKS」についての実践を中心に書いていこうと思います。
【書き終えて】 今年度も最高だった。来年度は何に挑戦しよか…
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