見出し画像

会話を楽しもうとしている

 会話が苦手だったわたしが、コミュニケーションを避けてきたわたしが、どんなことを話そうかなって楽しみにしている。



 明日、農業の体験で女の子が来る。わたしはスタッフなので、朝駅まで迎えにいってそこから畑に向かうことになった。まあまあの時間車の中で2人きりになる。


 以前のわたしは「やばい、どうしよう。何も話すことないよ。えぇー、まじか。明日憂鬱だ。サイアク。」ってなってた。わたしよりもはるかに緊張しているのはこの場所に初めて来る相手の子なのに。


 そのくらい人と話すことを避けていた。何を話していいのか分からない。沈黙も気まずいし、かといって話す話題も思いつかない。無理して会話しようとする気もなかった。相手がおしゃべりなら良いけれど、相手も大人しいと、気まずい沈黙が流れて、内心「早く逃げたい。逃げたい逃げたい。この時間よ早く終われ。」って思ってた。時間がただただ過ぎるのを待っていた。



 でも今のわたしはどうだろうか。ワークキャンプというものを行なっていたり、今回みたいに農業体験に来る子や、それ以外でもたくさんの人が訪れる職場だ。そこで過ごした約1年。ちゃんとコミュニケーションを取れていたかは別として、人と会話する回数は1年前のわたしとは比べ物にならないくらい増えた。


 人と話すことに対して以前のように逃げたいとは思わなくなっている。いまだに会話することにコンプレックスを持ってたり、「話したいことあったのに言えなかったな」とか「自分の話ばっかりしちゃったな」って思うこともある。もっと人に興味を持てたら会話も面白いんだろうなとか思うけど、あまり興味を持てないし、人を知ることをまだ面白いと思えてない。


 だけど、それなりに会話できる程度にはなったと思う。自分を責めなくて良いラインまできたのだ。


 多分、今まで会話が楽しいって思った経験が少ないんだ。それよりも人とのコミュニケーションは苦痛で何話したら良いか分からなくて、上手く話せない自分を責める、そんな記憶の方が多い気がする。


 楽しく話せた経験の方が上回ったら、会話って楽しいって思えるのかもしれない。


 本当はもっと楽しく会話したい。楽な気持ちで会話を楽しみたいだけなんだ。


    明日なんの話しよっかな。。たのしみ、


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?