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前職でチャットツールを広められなかった元情シスおじさんのつぶやき

西村幸志郎さんのnoteで胸熱になりながら、社内チャットについてふと感じた事をまとめてみた。

西村さんの記事の趣旨は
・北海道の建設会社
・社内チャットツールでTeamsを使ってるけど、なかなかオープンなコミュニケーションが取られなかった
・西村さんがギックリ背中になる
・Teamsで「助けて下さい!」と投稿したら、「配達します!」「シップ持っていきましょうか?」といった声があがってマジ泣きした

ざっくりこんな感じである。実は僕は前職でチャットツールの利活用促進などを行っていたため、この記事には思わず感情移入してしまった。

意外と、大手企業でもチャットツールはクローズに使われたりしてる

僕は前職でいわゆる大手企業に勤めてて、情報システム部でTeamsの利活用促進をやったりしていた。

ベンチャー企業で働いてる人からしたら信じられないかもしれないが、大手企業ではチャットツールを導入したものの、誰にも使われず、投資効果を出す為に担当者が必死に社内セミナーやったりTIPS集めたりして何とか利用してもらおうと頑張ってたりするのだ。
そうやって頑張ってチャットツールの便利さを訴えた結果、ぼちぼちと利用者が増えてくるのだが、どういうわけか皆クローズに運用するようになる。

オープンなチャンネルは閑散としており、ごく少数のメンバーが孤軍奮闘するように投稿する程度(それも大体は情報システム部の人間だったりして、元々自己発信が苦手な人が多い事もありフェードアウトすることもしばしば、、)。

そして多くの社員はクローズなチャンネルを作り、そこでやり取りするようになる。

これは数年前の話なので、さすがに今は変わってるかもしれないが、大手企業でも未だにチャットツールをクローズに使ってる会社はあると思う。

だからこそ、西村組のこの話が響いた。そこにあったのは前職で自分が作りたかったチャット空間だったから。

オープンなチャット環境の助太刀

僕が今所属している助太刀の場合、チャットツールはTeamsではなくSlackを使っているが、前職とは打って変わってオープンに利用されている。

どのチームのSlackチャンネルもオープンになっていて、探そうと思えば他部署の昔のやり取りも見れる。

全社に向けて発信する事も特に制限は無いため、全社チャンネルも活発に動いている。例えば最近で言うと、こんな投稿がある。

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ある同僚がビル内で蟻を見つけて、かわいそうだから外に放してきたのだが、その様子を見ていた別の同僚がそれをSlackに投稿したという話。こういう日常の何気ない話も共有され、スタンプが押される事で会社の文化が生まれてるんだと思う。

Slackでオープンなやり取りができると連携もしやすくなる。例えば先日、オフラインマーケティングチームが展示会に出展していて、ブースを作っていた。そのブースがかなりクオリティ高くて、思わず「Twitterに載せていいですか?」とSlackに投げたところ、速攻でTwitter用に写真を用意してくれて、投稿文も作ってくれた。

自分達の仕事に直結するから当たり前と思うかもしれないが、展示会当日、しかも場所は名古屋だ。Twitterで当日に告知したところで来展者が増えるかと言われると微妙だろう。むしろ展示会の来客対応に集中したいと考えるのが自然だと思う。それでも対応してくれたのは本当に有難いとしか言いようがない。

発信する事で人柄が分かる

社員数20人くらいの小規模な会社でもない限り、顔と名前は分かるけど相手がどんな人物か分からないという事は多い。それでもSlackの投稿を見ると、その人がどんな思考なのか分かりやすくなる。投稿だけじゃなく、自分の投稿に対して押されるスタンプでも、その人の傾向が分かってくる。そういったベースがあると、「この話はこの人に相談しよう」みたいなものが分かってくる。
自分の発信についても、どういう投稿に誰がスタンプを押してるか見る事で相手の価値観が分かってきたりする。あと、承認されてる感が単純に嬉しい。

今ある環境を嚙みしめる

もしかするとこれはベンチャー企業で働いてる人なら当たり前な環境なのかもしれない。

それでも、大手企業のクローズなチャット環境を知ってる僕にとっては有難い限りに思える。

西村組が今後、Teamsでオープンなコミュニケーションが増えるとしたらそれはめちゃくちゃ凄い事だと思うし、似た環境を知ってる自分にとっては羨望の目で見てしまう。

それとは別に、僕自身としては今目の前にあるチャット環境の恩恵をフルに享受していたいと思う。人によっては当たり前の環境でも、自分には作れなかった環境だったりするので。


※ちなみに西村組も助太刀も絶賛採用活動中なので、ご興味ある方はぜひ。助太刀はもちろんだけど、西村組も凄く良い会社だと思うし。(西村さんが仰ってた、「やさしい人が多いけどシャイでそれを表に出すのが苦手」というのは本当にそうだと思う)


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#仕事について話そう

#オープン社内報


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