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ある日花粉症が治った話

今朝、散歩道の河津桜がとうとう一輪開花した。


一番目の河津桜

春はもうそこまでやってきている。
一雨ごとに、春は近づいてきている。

春は日本人にとって、一つの区切りの季節のようだ。
卒業や入学、就職が春に行われるからかもしれない。
春が来ると、あぁまた季節が巡ったなと実感する。

数年前まで春が嫌いだった。
嫌いというより苦手だった。
花粉症の症状が年々ひどくなっていて、
花粉症が治まる頃には、もう春はとっくに過ぎ去っていた。
だから、もうすぐ春が来ると思うと、とても憂鬱な気分になったものだ。

けれども、早期退職してから、花粉症の症状はピタリと治った。
健康志向が強くなって、始めたことがいくつかある。
まず、ウォーキング、オートファジー食事法、炭水化物調整、
睡眠の改善、体温上昇、などなど。
一つを始めると、全てが関連して繋がっていく。
これらを意識して生活していただけで、
花粉症は治ってしまった。
それと同時に、重度の動物アレルギーもすっかり治ってしまった。
大好きな犬や猫も撫でることが可能になった。
もしかしたら、将来猫を飼うことができるかもしれない。
そうなったら、なんて素敵なんだろう。
体質改善の重要性をひしひしと感じつつ、
ストレス除去の効果も、大いにあるのではないかと思っている。
人間は、適度なストレスがあった方が、
健康で長生きできる、と聞く。
けれども、過剰なストレスはやはり人間を蝕んでいくのだ。
そして、ストレスを受けているということにも気づかなくなる。
こんなものだと、思考停止してしまう。
悪いストレスは、人間の免疫をどんどん破壊していく。

ダライラマ14世の言葉で、とても印象深いものがある。

「人類に関してもっとも驚いていることは、
 人は、お金を儲けるために自分の健康を犠牲にし、
 健康を取り戻すためにお金を犠牲にする。」

この言葉を初めて聞いた時、
私は頭をガツンと殴られたようなショックを受けた。
本当にそうだと、心の底から思った。

人間は、慣れ親しんだ生活を手放すことをとても恐れる。
例えそれが理想とかけ離れた、しんどい生活だったとしても。
でも、そこで敢えて勇気を振り絞って、変えてみる。
すると、思ってもいなかった景色が広がることがある。

私は早期退職した時に、定期的な収入が途絶えることを恐れ、
惨めな生活になることを覚悟していた。
しかし、実際は全然違う世界が広がっていた。
春になると毎年購入していた、花粉症に関する医療費。
これらが全て不要になった。
ゆっくりと自炊をすることが可能になったため、
サプリも一切買わなくなった。
ストレスを強制的に排除してみると、意外とお金はかからない。

ダライラマの言葉は真実だった。

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