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散歩の真実を、君は知ってるかい?

散歩の真実を、君は知ってるかい?

格好いいなあ、上の言葉、
自分の言葉ではないみたいだ。

散歩の専門家っているの?

世の中、いろいろな専門家がいて、散歩の専門家もいるらしい。
ただ自称の専門家も多い。
だから、市が主催する「散歩講座」というのもある。
もちろん、専門家が色々散歩の指導をしてくれるようだ。
それから、「歩こう会」と言う名の散歩の会も結構流行っているらしい。
歩きながら、色々指導を受けることが出来るようだ。
でも、専門家に聞かなくても散歩は出来るよねと、普通に思ったりするけれど、会に入っている人は多い。あれって謎。
散歩って、普通の人が普通に歩いているから散歩になるんだよ。
要するに、素人がただただ歩いているだけでもいいわけ。

散歩の歩数って気になるかな

良くいるけれど、趣味が散歩ですというと、必ず
「一日に何万歩ぐらい歩くんですか?」
と、手ぐすねを引いていたかのように聞く人がいる。
散歩だから、数なんか数えていないし、万歩計も使っていないので、分かりませんと答えると、
「えっ、わたくしは、毎日2万歩歩いています。」
と、ついつい相手に対して自慢話になりがち。
散歩の歩数と言えば、昔は一日「1万歩」というのが定番だった。定石と言うか数学で円周率みたいなもの。
絶対数って感じだったけれど、今はそれに反旗を翻して、一日8000歩派が主流になっているような感じがする。
昔は、一日6万歩とか言うと、威張れたけれど、今は歩きすぎ!と、非難の対象になる。
8000歩でも歩きすぎだと言う人もいる。
一番ベストなのは、7777歩だと、パチスロの当たりみたいなことを言う人もいる。
どれも、眉唾で真実性に欠ける。
で、結論ですが歩く歩数ぐらい自分で決めて、歩きたいだけ歩けば良いような気がする。
それでいいのだと、バカボンのお父さんも言っている。
足が痛くなれば、棄権すれば良いし、足りないと思ったら、もう少し大回りして帰ればいいのさ。

姿勢と歩幅とスタイルへのこだわり

歩幅のことを、くだくだ言う人がいる。こだわりの歩幅、広いほうが良い、いや狭いほうが良いと、意見は色々あるけれど、今は歩幅を大きくとったほうが効率の良い散歩が出来ると言うことらしい。
インターバル散歩というのもある。要するに、5分くらい早足で歩いて、3分くらい普通に歩く、これを交互に繰り返すらしい、科学的になればなるほど面倒な感じがするのはわたしだけか。
要するに、散歩がスポーツになっているわけだ。
そしてスポーツ科学的に散歩を実施してみなさいと言うこと。
ここ数年流行っているのが、スキーのスティックを両手か片手に持って、散歩をしている人を見かける。
足がよろよろしている人ではない、元気な足取りの人が、両手にスキーのスティックを持ち地面を交互に打ちながら歩いているのだ。
雪はないよなあと、わたしは見ているのだが、ブームみたいだ、これが。
ウエアも体にぴったりしたすごく高そうなものを着ている。
わたくしが、気をつけているのは、暑くても長袖を着て帽子をかぶることくらいかな。
これは、紫外線が体に良くないと分かっているからね。
あと、靴は絶対アシックスの幅広ジョッギングシューズ。
好みの問題だが、長く歩いていても足が痛くならない。
どちらにしても、普通の常識の範囲。
うーん、奇抜な格好やスタイルで歩いているのを見ると、たかが散歩だろうって思う。
散歩って、あくまで個人の楽しみ、人と比べたり競ったりするものじゃない。
江戸川の土手なんか、夏の夕暮れになると、老人がのんびり夕涼みで歩いているけれど、ああ言うゆるさがあってこそ、散歩の真髄に触れることになるんじゃないかな。
昔の人はそういう意味では、風流な散歩を身につけていたね。

グループ散歩って良いのかな

一人だと散歩が出来ないと、公言する人がいる。
だから、グループで歩いている人を結構見かける。
老人は、交流する機会が減って社会性に欠けるようになると、認知症になりやすいと言うので、グループでの散歩になるのかもしれない。
けど、グループだとなんだかなあ。
散歩はやっぱり自分のペースで歩くことが良いんじゃないかな。
人に依存しないで、自分に依存する、これが気楽なんだね。
もう一人の自分と交流しながら歩くのが最高。
グループで気を使ったり、時には喧嘩したりするより、一人で歩きたいね。

どこを歩けば良いの?

わたくしは、人の少ない静かなところを歩くのが好きだ。表通りより裏道を歩いている。
真っ直ぐな道よりくねくね曲がったり起伏があったりするほうが好き。
近所の90代の女性は、自分の畑や敷地内を草取りをしながら歩いている。
一日8000歩て、外を歩かなくても、家の中であっちこっち動いていれば達成してしまう。
要するに、起きてご飯を食べてテレビを見て、またご飯を食べて、テレビを見て、夕飯を食べテレビを見て、風呂に入って寝る、こんな生活をしてたら8000歩にはならない。
女性は、ご飯を作ったり洗濯物を干したり、買い物へ行ったりするから、一日中動いている人が多い、だから男性に比べて散歩をする必要がない。
問題は、退職した男性である。
受け身の生活になりがち。
働くのは外とは決まっていない、家の中で働けば歩けるもんだ。
ただね、それでもやっぱり散歩なら外が良いね。
これは精神的な面から絶対言えること。
まずは、自宅中心にして半径1kmの円の中を歩いてみたらどうかな。
スーパーマーケットへ買い物へ行くのも立派な散歩。

散歩中何をする?

散歩にもマンネリ化がある。
飽きちゃうんだね。
人間は飽きっぽいからね。
熱中して体を壊す人がいる反面、飽きっぽい人は三日坊主。
だから、「ながら散歩」が良いね。
歌を歌いながらとか、口笛を拭きながらとか、縦笛を吹きながらとか、まあ鼓笛隊じゃないからね、縦笛を吹きながら歩いている人は見たことないけれど。
ラジを聞きながらや、スマフォで音楽を聞きながらの人は結構見かける。
わたくしも、ラジオドラマを聞きながら歩いていたら、ドラマに感動して涙が出たことがあった。
きっと「このじじい、なんで泣いているの?」って、道であった人は思ったに違いない。
聞かれたことはないけれど、聞かれたら、
「おなかがすいて」と、答えたかった。
ながらじゃないけれど、寄り道タイプもあるよね。
途中、公園に寄るワケ。
公園の遊具で遊んだりする。
ブランコ良いね。
♪「命短し恋せよ乙女」♪
黒澤監督の「生きる」ごっこをしながらとか、
一人シーソーも良いね。
滑り台も、ジェットコースターみたいで良い。
鉄棒を使って柔軟体操をしている人は結構見かける。
みんな良い。
傍から見たら、おじいさんが一人で寂しくないのかなって思うでしょう。
でもね、一人でも結構楽しんだよね。
あとね、ながら散歩で一番楽しいのは、やっぱり妄想かなあ。
散歩って、妄想促進作用がある。
特に元気になる妄想。
8億円を宝くじで当てた妄想とか、
豪邸をもらった妄想、特許で100億円儲かった妄想とか、
妄想だから限りなく楽しいし、無限に続くし、お金がかからない。
良いね妄想。
妄想をうまくコントロールできる人は幸せもの。

散歩に真実はあるのか 結論


「真実」って難しい、人によって真実の見方や考えは違う。
だから、世間の言う「真実」に振り回されないことがベター。
振り回されると目が回る。
目が回るのに、その真実を信じることはない。
散歩は心と体の両方が満たされる、だから一方だけ良くっても駄目だね。
両方のバランスが大切。
ほどほど満たされるくらいの散歩が良いね。
何でもそうだけれど、欲張って失敗することが多い。
歳をとっても欲張っているのはちょっと切ないね。
出来たら、俳句の一句でも思い浮かぶような、五感を楽しめると良いね。

旗じいの話聞いてくれてありがとね。

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