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片足けんけんと老人の体力


君は片足けんけんができるか?


いつの頃からか分からないけれど、
60歳を超えたあたりから、片足けんけんのできない人が出てくる。
普段、片足けんけんはしなから気にならない。
で、近所の小さい子の片足けんけん姿を見て、突然やってみようとするとできない。
できるはずのことが出来なくなる。
一番驚いているのは、できなくなった本人ぐらい。
老年になっても何でもできると思うのは、大きな間違いだったと気がつく。

老化に気づくのは老化してから

立ったり座ったりは、普通ならできる。
しかし、正座がいつのまにかできなくなっていることに気がつくのはいつからだろう。
普段から毎日やっていることは、普段からやっちるから無意識にできる。
しかし、普段やっていないことは、できなくなっていることが結構あるのだ。
背中に手が届かなくなったり、前かがみの姿勢が苦しくなったりする。
全体に、体の硬さが気になったりする。
老化したなあと、感じるのは、もうすかり老化してしまったあとだ。

老化が進んでいるか自分自身の指針(バロメーター)が欲しい

例えば、体重計に毎日乗って、体重のチェックをしている人がいる。
これは、成人病予防には良い。
わかりやすい指針になっている。
それで、わたくしの場合は、片足けんけんが、老化のチェックに最適だ。
片足けんけんのできない人には、問題外だが、
これから出来なくなるまで、自分の体力の一部を確かめることができるはずだ。
10年前くらいは、片足けんけんで100mは進めた。
今は10m位だろうか。
それに今の所、つま先での片足けんけんもできる。
今の所、この片足けんけんが出来なくなるとは想像できない。
想像できないけれど、長生きすればいつか出来なくなるはず。
その日は必ず来る。

片足けんけんができなくなったら次のバロメーターは

老化の進み具合は、歩きで分かると言う医者の意見がある。
ホントかどうかは分からないが、100歳でも元気な人は、確かに歩いている。
知り合いの100歳の女性は腰も曲がっていない。
家の周りをいつも歩いている。
ゆっくりした動作だが、安定した歩行である。
こう考えると、毎日歩くことによって、老化のチェックができそうだ。

お腹が空いているか、食欲があるか

生きている体は、食物を必要とする。
だから、食欲が湧いてくるのが自然だ。
だから、朝お腹が空いていると感じることが大切なことだ。
亡くなる頃には、食べ物が喉を通らなくなるという。
食欲のチェックは必要なことだ。
食欲は、活動をしていれば自然に湧いてくるものだ。
だから、食欲がないということは、活動量が足りないと言うことなんだ。
体を動かすのを面倒だと感じ始めたら、老化が進んでいると考えたほうが良い。

面倒だと思ってやらないことが増えていないか

元気な人は、出かける。
外出がスキである。
出かけることを、面倒だと思わないのである。
立ったり座ったりするのも、面倒だと思うようになるそうだ。
妻がいれば、何でも頼ってしまうようになるそうだ。
それでなくても無精の男子は多い。
無精に磨きがかかると、体が鈍る。
体が鈍れば、体が弱るのは自明だ。
だから、面倒だと思うようになったら、先が短いと思ったほうが良いだろう。

老化は阻止出来ないけれどうまく付き合える

歳をとると、老化は誰でも感じる。
普段の生活を通して、握力や背筋力が弱くなったことは感じることだろう。
老化を感じるのは、仕方のないことだ。
ただ人間の体は、老化を全面的に受け入れているわけではない。
人の体は、最後の最後まで、生きるために細胞を更新している。
懸命に現在の体の状態を保とうとしている。
だから、わたくしたちは、老化とうまく付き合っていくべきだ。
歩く速さが失われても、散歩をすれば筋肉は強化され、安定感は保たれる。
何もやらないよりは、最後まで運動は続けるべきことなのだ。

旗じいの話を最後まで聞いてくれてありがとう。
片足けんけんは、自分自身の体力検診だ。
自分の体力は自分でチェックをするようにしている。
他人にばかり依存していれば、自分の体力の低下に気づくのが遅れる。
自分の体のことは、自分でが基本だろうか。

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