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ひとり日光社参!秋の関東平野を駆け抜けろ!!⑥【グルメ編】

前回は3日目の羽生市の鬼平江戸処まで歩を進めたが、今回はそこから東北道と圏央道を使って宿泊先へ向かったところから始めよう。




3日目(10月9日)

あきる野市

この日に宿を取っていたのは、東京の西端に近いあきる野市という街だ。
一応東京ではあるのだが、これだけ離れていると単なる郊外の地方都市なので、車移動がしやすい。
その気になれば、車や鉄道で都心部まですぐに出られるという絶妙な距離感だ。
私が住む一宮市と似ていて、いい意味の田舎だといえよう。

泊まったホテルは秋川駅前にある東横インだったのだが、ここを選んだ理由は圏央道のICから極めて近い場所にあるという最高の立地にある。
東横インといえば駅から徒歩圏内の市街地中心部にあることが大半であり、高速道路のインターチェンジからはかなり距離が離れている事が多い。
まして圏央道は都心から最も離れた環状道路という位置付けであるため、都心からの距離にして概ね40キロから60キロ程度離れた場所に建設されている。

要するに圏央道が通っている区間の大半はそれなりの田舎なので、東横インが設置されるような鉄道駅は殆ど存在しないのだ
そのような立地条件の元で、圏央道からのアクセスが容易な秋川駅前に東横インがあったことは奇跡にも思える好条件だったと言うわけである。

国道468号と言うのは圏央道の事を指す
最終日の目的地である小原宿本陣まで近いのだ



風来坊

今回の「風来坊」という店は、三日目に夕飯を食べたラーメン店の店名だ。
決して愛知県発祥の手羽先唐揚げのチェーン店のことではない

本邦においてラーメン店は星の数ほどあり、競争が極めて激しい一方でとかく当たり外れが激しいのが難点だろう。
その好みは人によって千差万別であり、必ずしも万人受けするものは少ない。
たとえ人気店といえども自分の舌に合わない味であることは珍しくなく、チャレンジ精神無しには美味しい店を探し出すことは叶わないわけである。

こういった事情なので、個人的にはラーメン店に入るのはさながらギャンブルの如き行為であると思っている。
実際に口に合わなかったことは数知れずだ。
だが、中には当然アタリに遭遇することもある。
今回訪れた秋川駅前のラーメン店「風来坊」は、間違いなくアタリの店だった。

雨の中スマホで撮影したため、画質が悪い…

圏央道を降りて秋川駅前の東横インにチェックインを済ませた私は、ちょうど夕飯の時間帯になっていたので飲食店を探すことにした。

この日はあいにく小雨が降っていた上に、ずっと栃木から爆走し続けて疲れており、いかにドライブジャンキーな私も流石に再度車を出す気にはなれなかった。
また、夜8時からラブライブ!スーパースターのYouTube生放送を見たかったという事情もあり、手近に徒歩圏内で夕食を済ませようと思っていたのだ。

迷っている間に飲食店が混雑してしまう事を忌避した私は、前回の羽生PA(鬼平江戸処)を出発する前に下調べをしていた。
その際、ホテルの近くに回転寿司のはま寿司を見つけており、確実にハズレがない飲食店である大手回転寿司チェーンで夕食を済ませるつもりでいたわけである。

とはいえ、回転寿司チェーン店は夕方5時半も過ぎると混雑し始める事から、アプリをインストールして予約しておこうと考えたのだ。
しかし、わざわざ出先でアプリを入れて登録したにもかかわらず、ちょうどいい時間帯は全て満席で結局断念するという残念な結果になってしまった。

仔細を決めておかないから斯様な事態を招くわけであるが、今回についてはそれが却って功を奏した。
だからこういう遊びを持たせた自由なスケジュール(大雑把とも言う)は、やめられない。

はま寿司を諦めた私は、再び地図アプリで付近の店を探してみた。
すると交差点の角にラーメン屋を見つけ、Googleの口コミによる評価も概ね悪くなかったことから、この店で食べることにした。

絶品

ラーメンA(かつおしょうゆ)のチャーシュメンを注文したが、これが大層美味しいラーメンだった。
背脂多めでこってりとした味でありながら、ラーメン中央にある柚子がさっぱりとさせてくれるため、クドクドしていないのだ
かつおの香りや味が強く感じられるというのもあったのだろう。
おかげさまでスープまで全て飲み干した。

高齢のご夫婦による夫婦経営らしいが、感じの良い接客だったことを覚えている。
つまり、味も接客も素晴らしかったというわけである

巷には、味は美味しいのに接客は劣悪なラーメン店が存在する。
私も何度か遭遇したことがあるが、どれほど味が良くても二度と行きたくなくなるものだ。
そういう経験があるからこそ、味と接客のいずれも両立していて素晴らしいと感じざるを得なかった。


さて、三日目の夕飯と四日目の記事はまとめて作成するつもりだったが、またしてもグルメだけで記事一個分が埋まってしまった。

四日目の記録は次の⑦で記載しよう。

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