読んでいて情けないと感じてしまった

「小説家になって権力を手にし、僕をネクラだとバカにしてきた同級生たちに仕返しすることを夢想すると元気が出る」

ヤフーニュース

率直な感想を述べるとすれば、情けない、甘ったれすぎている、根性なしとしか思えなかった。

なぜそんなに辛辣になったのかというと、理由は簡単だ。

『小説家になろうと思っているだけ』だったからだ。

本気で小説家になろうとしているのならば、仕事の合間でも無職なら有り余る時間の中小説に没頭するだけなのだ。

それを酒に逃げるだけで、一本も書きあげられたものがないのにも関わらず、小説家を口に出すという事が気に入らないのだ。

絵描きにしろ小説家にしろ、時間の合間やそれだけに集中して日々精進している。
だからこそ、今のイラストレーターや小説家が生まれているのだ。
何かしら常日頃からアイデアを探し、想像し、そして創造する。
それを怠っている時点で、そもそも彼は小説家になれるわけがない。

40手前で理想と現実の圧力に耐えられなくなったという。
もはや甘ったれてるとしか言えないのだ。

作品一つ作り上げることすら出来ないのなら、この先いつまで経っても変わらないだろう。
今の40代には、今から絵を描き始めた人だって少なくないだろう。
そういう人たちは子供の頃から描いていればよかったと悔いる人もいるだろう。
しかし、そう悔いても彼らは描き続ける。
たとえ見る人は少ないかもしれない、それでも描き続ける…そういう人達が中年にいるのだ。

私は、遅かろうとも早かろうとも努力を怠らない人は好きだ。
下手であっても描きあげられる人は、次も描きあげられるのだ。
そうやって繰り返し経験することに遅いも早いもない。
経験は、どの年齢でも手に入れられる。

それが今の世の中だろう。

原稿用紙一枚の小説だって良い。
まずは書きあげる事が大事だろうに。
最初から大作なんて書けるわけがない。

そういう事すら考えないような45歳では、小説家は無理だろう。
まぁ、この45歳の記事自体がネタで作り上げられたものじゃないかと考えているが。

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