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若い人こそ”BAR”へどうぞ

子供っぽさが残るその中に見える大人っぽさというギャップがまた素敵。20代前半、女子ふたりについて+若い人向け「バーに行ってみよう!」について。

・「常連?」「20代女子がバー?」「緊張する?」

・「どういった話を?」「いつもふたり?」「やっぱ違う?」

・「バーテンダーから見てどう?」「踏み込めない人いますよ?」「気軽に行って大丈夫?」



「常連?」「20代女子がバー?」「緊張する?」



「その方々は常連様なのですか?」

そうですね。毎週いらっしゃるわけじゃないですけど通ってくださって結構経ちましたね。ちょうど1年くらいじゃないですかね。ひとりは弊社スタッフの地元の友人で、そこから流れ流れて辿り着いたのが僕の店って感じです。後輩と仲良くしていると「先輩の店に行こう!」みたいになってくれるのでこういった出会いが生まれますよね。何事も”縁”です



「20代前半の女性ってバーに行くんですね!」

多い方じゃないですけどね笑。多くの場合は職場の先輩に連れてきてもらったり彼氏に誘われてって時が初めのきっかけかなと思います。それから再度別の友人といらっしゃるケースもありますし、少し勇気を出してひとりで来てくれたりするケースもあります。



「緊張したりしないんですかね?」

それはどうなんですかね笑。割と周りを気にしないタイプの方がバーには多いようには思います。流されないタイプといいますか、自分をしっかりと持っている人。なので緊張している人は少ないはずです。誰かと一緒にいらっしゃればもし緊張したとしてもその緊張は半分ずつシェアすればので笑。



「どういった話を?」「いつもふたり?」

「やっぱ違う?」



「そのふたりとはどういった話をされているんですか?」

他愛もない話ですよ。「久々だね!」「そうだね!やほー!」みたいな。まるで子供の会話ですよね笑。あとはそうですね、この子たちはあまりプライベートの仕事の話はしないですね。基本、あちらからしてこない会話の内容はなるべく触れないでおこうというのがベースにあるので。僕の仕事論はよく話して聞いてもらってます笑。



「nicccyさんが関与していない時はどんな話をされているんですか?」

仕事の話と恋人の話がほとんどですね。ふたりはどちらもすごく真面目で実直なんですよ。(プライベートの付き合いがあるわけじゃないですが何となくそう感じます笑)愚痴っぽくなってる部分もありますが、それはあくまで改善策を提示している上でなので。「”つまり”ああゆうの良くないよね」みたいな。立派ですよ。僕が同じ年の時なんか全然意識低かったので笑。


恋人の話は面白いですね。どちらも彼氏がいて、ひとりはデートでのご来店の方が多いんです。SNSでもよく仲の良い写真を拝見しています。でも、ちょっとは思うことがあるようで笑。でも僕は彼氏を知っているので聞かれたらやだなって思っているのか僕の前では一切話していませんね笑。ま、ふたりとも本当に彼氏のことが好きみたいで。結果”褒めあう”みたいな笑。「羨ましいな」とグラスを拭きながら物思いに耽っています笑。


「彼氏と来ている時とはやっぱり雰囲気やテンションって違うんですか?」

うーん。違わないですかね。このくらい通ってくださってお話できるようになったらキャラをつくる必要はないですからね笑。最初のうちは良い子を演じるパターンもあるかもしれないですけど、今急に変にぶりっ子とかになられても「今日どうしたの?なんか変」って言ってしまいますね笑。そして、裏表のない、屈託のないタイプの人が常連様には圧倒的に多いです。僕もそのタイプなので。ま、類友ってやつですよ笑。




「バーテンダーから見てどう?」

「踏み込めない人いますよ?」

「気軽に行って大丈夫?」



「nicccyさんから見て20代前半の女性がバーに行くってどう思います?」

格好いいじゃないですか!心からそう思いますね。ひとりの場合は普段ゆっくり取れない自分だけの時間を過ごすことができること、ふたりの時は雰囲気的に落ち着いて色々”話す”というよりも”語る”感じに入ることが出来ることがメリットです


あとは僕的にですけど付き合いが長くなるとお互いの成長を感じられてどんどん思い出が出来ていくんです。当初話してたことを数年後に「青かったね」みたいに振り返って笑うみたいな笑。年を取るとこういった思い出話が好きになるんですよね笑。なので若いうちから関係を持てる方には感謝しかないですね。



「行ってみたい!と思っていても踏み込めない人もいると思うんですが?」

バーに興味を持ってくれている人ってどのくらいいるんですかね?気になるところではありますが、もし少しでも興味があればぜひ一度足を運んでみてほしいですね。ま、「簡単に言うな!」って感じですよね笑。僕だって人見知りですし、知らない店にひとりでは実はほぼ入れませんので気持ちはわかります。ただ、働いている僕たちからすればたとえひとりでいらっしゃっても何とも思わないですし、むしろ「色々話してみたいな」という気持ちが生まれます。「若い奴来たわー」みたいには全くならないのでご安心を笑



「じゃあ、勇気を出して、そして気楽に行っても大丈夫ってことですね?」

もちろんです。年齢も性別も学校も仕事も何も関係ないんで。むしろ、僕たちは様々な人たちと知り合いになりたいんです。お店の売り上げとか入客数とかなんて正直どうでもよくてですね笑、自分たちの”バーというプラットフォーム”上で小さな世界をつくりたいんです。これは本気で思っていて、将来的には面白いアイディアをもとに何か起こしたいと目論んでいます。スタッフとゲストの関係からスタートはしますが、その垣根を超えた関係に僕はなりたいと思って日々働いています。





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