理解するということ
両親
私が今無職なことについて、同居している両親はもちろん知っている。
今まで一番長い時間、一番近くに居た存在だから私が少し世の中の普通に適応できないことも知っている。
そしてそれを表面上だけでも受け入れてくれている事に私は感謝している。
でも決して初めからこうだった訳ではない。沢山衝突して時間と労力を使った結果、私たちはお互いに多少の諦めと受け入れることを覚えたんだと思う。
両親の本音は分からないけれど、私の場合は「たとえ親だとしても全てを分かってもらうことは無理」だと諦めたし、許せないほど傷付けられた時は「親も人間で間違うこともあるんだ」と受け入れることでなんとか気持ちを鎮火させた。
祖母
困っているのは近くに住む祖母だ。
もう一度、両親の時と同じように祖母と向かい合ってエネルギーを使うのは正直しんどい。
両親とはまた違うタイプの祖母はまさに昔の人で、私を理解してもらうということは=祖母を傷付けてしまうことにもなる気がする。(という言い訳をして本当は自分がこれ以上傷付きたくないのだ)
とにかく私は祖母の扱いに困っていて、仕事を辞めたことをずっと黙っている。でも近々言わなくてはいけないタイミングが来てしまう。
そこでふと思った
別に理解してもらう必要ないな(笑)
事実を、私が考えていること、家族の理想とは程遠い生き方でしか私は生きられないことを、そのまま伝えよう。それを聞いてどう感じるかは相手のことであって、私がいくら考えたってどうしようもないのだから。
何か言われて傷付くかもしれないし、やっぱり理解してもらえなかったと落ち込むかもしれないけど、それも仕方がないこと。私の事を理解してくれない人が居るのと同じで、私も自分と違う価値観の相手を理解してあげられないし「何で?」と思ってしまう。
「何でそんなこと言うの」「何で分かってくれないの」と思うことは、相手を理解できていないことと同じ。
本音を言えば私の全てを理解してほしいけど(その方が楽だから)、本当の意味で理解するということは非常に難しい。先天的に同じ価値観を持った相手にしかできない技だと思う。
自分の気持ちだけを一方的に押し付けるのはおかしなことで、自分の思い通りにならなくて泣いているのは赤ちゃんと同じだ。
本当はお互いに「そうなんだね〜そんな考え方もあるんだね〜」くらいに思えればいいんだろうけど、それがなかなか難しい。。
だからまずは、私が相手の「理解できなかった」という答えを理解しようと(受け止めようと)思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?