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時間の流れを感じる瞬間

大人になると、どんなに頻繁に会う友達でも月に1回か2回。年に1回、数年に1回なんて頻度もざらで、それでも繋がっていられる付き合いにありがたいなといつも思う。

そんな、年に1回あるかないかの再会のたわいのない会話の話題のひとつとして、共通の昔話がある。

その昔話が1年、また1年と少しずつ遠い昔の話になっていく。3年前が5年前になって…そうやってどんどん遠ざかる。それを感じた時に時間の流れを感じるのだ。

子供の成長とか、出会ってから何年とか、時間の流れを感じるタイミングはいろいろある。ただ、この昔話が遠ざかる感じは他とはちょっと違って、自分自身の成長と、自分も周りも変わっているんだなというちょっとした哀愁を感じる。

別に悲しいわけでもないし、昔に戻りたいとかという話でもないけど、遠ざかっていく時間を肌で感じると少しだけセンチメンタルな気分になる。

ちょっと不思議な感覚だけど、この感じを味わえるのも付き合いが長い友達と再会できるからこそ。

それぞれ状況は変わっていくけど、タイミングが合った時は思い出して、数年ぶりの再会を繰り返していける関係を大事にしたい。

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