深いような、そうでもないような雑談の日
人生は辛いことの方が多いのか?
友人とこんな話題で盛り上がった。
知り合いから何気なく言われた「人生は辛いことの方が多い」を言う言葉に対して、友人は心底おどろいたのだと言う。楽しいことってそんなに少ないの?というのが友人の疑問。
それがあまりに気になりすぎてネット検索したところ、辛い記憶や痛い記憶のように、自分にとって危機になりうる体験は記憶としてしっかり残すことで同じ危険を回避しているので、生き物にとって必要な能力だ、という説を見つけたらしい。
そういうことなら辛い記憶が優先的に残るけど、楽しいことは記憶に残らないだけで辛さと楽しさの量は同じかもしれない、ということで友人は納得したと言う。
私はといえば、多分辛いことの方が多いような気がしている。
ただ、あとから思い返すと辛いこともいつの間にかいいことに変わっているから、それなりに楽しく日々を過ごせているんだと思っている。
例えば、就活はそれなりに辛かったけど、あとになって思い返せばいい経験だったなとか、部活が大変で何度も辞めたいと思ったけどどうにか辞めずに頑張ったから得たものがあるな、的な感じ。
失恋とか、ケンカとか、どう考えても楽しくなりようがない経験も、あとから振り返れば自分を作る経験値の一つで、辛い=無駄ではない。辛いことが多くても脳があとからいい所をピックアップして保存してくれるから辛いことが多くても人生はそれなりに回っているんだと思っている。
辛い記憶が辛いままだったらさすがに嫌なので、自分用に都合よく脚色して”事実をもとにしたフィクション”くらいな気持ちで辛いことと向き合うと、それなりに楽しいのかもしれない。
そのときはどうしようもなく辛くても、結局いろいろあっても総合的に悪くない、くらいに収まるようにできている気がする。
それに、楽しい時間て体感あっという間だし、記憶に残る前に終わっちゃうのかもねなんて話にもなった。
楽しいことは”今”楽しむ。
辛いことはあとからいい経験に書き換える。
そうすれば、人生の辛いことはあまり多くはならないのかもしれない。
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