焦燥感

大学最後の夏休みだ。

夏休みでなくとも、YouTubeやアニメを観たりしているのだが、不意に来る『焦燥感』を感じながらYouTubeを観ていた。
そういう状況は誰にでもあると思う。

何かしないといけない。でもそれが分からない。分かったとしてもやる気が起きない。

そういった嫌な予感を感じていると、ゼミの先生からの遠隔指導の連絡が来た。
卒論のこと忘れてた……。

今の夏休みが快適に過ごせていたのは、卒論や就活のことを忘れて、自由奔放に動けていたんだと改めて知らしめられた。

なんだろう、人にやらされている感というのか、人と同じことをしないといけない縛りに縛られ焦る感じと言ったらいいのか。
すごく、すごく、不安になる。

幼い頃に感じていた『孤独感』に少し似ている。

今、家で音楽を流して、隣の部屋にいる姉にチクリと言われる不快感もものすごくストレスになっているのかもしれない。

あらゆる外的要素で私は縛られているとか窮屈だとか不快に感じてしまう。

コロナ禍の自粛期間が1番快適だった。

1人で暮らして、バイトもせず、誰とも会わず、興味のある授業にだけオンラインでして、あとはオンデマンドで学習して、余裕が掴めるあの時に戻りたい。

余裕が出るとダイエットや違うことをしてみたいと思えるからものすごく良かった。

でも、ある時友達にTwitterのTLで、私のことだと思われることを書かれ、人と比べるような内容だったことから、そう言えば人って人と比べる生き物だったなと思い出してしまった。

それが地獄で、対面になって、ゼミの子たちや友達と自分を比べてしまったりしてこんな狭い世界で住むのは嫌になってしまった。

無意識に比べているからどうしようもなく、もう知らない場所で新しい人間関係を作るほかなかった。

私にとって対人関係を築いていくこと、人と向き合うことがものすごく苦手だったことを思い出した瞬間でもあった。

実際、対面授業でゼミ生と一緒になっても一時期溶け込めなかった時もあったし、SNSで出会った人たちと対面で会ってもぎこちない感じになってしまうし、『対面の時の自分』に自信をなくしていた。

本当に打ち解けられる人は誰か。
たしかに私はもう自分を捨てているから暴露話とかはできるけど、だからといって心を許しているとは言えないと思う状況ではある。

どうして自分はこんなに気難しい性格になってしまったんだろう。
ずっと自分について考えているのに、まだ何も分かっていない自分がいて、今後やって行けるかとても不安になる。
そう思ううちに自分が別にこの世からいなくなっても別に悲しむ人はあまりいないだろうし、いずれかは忘れていくのだからもう自分の枠は閉じていいかなとすら思ってしまっている。

まだ20代だけど、もう後がないと思い込んでしまって気力が尽きてしまった。

どうやって生きよう。
今後の明るい未来が見えない。
誰に求められているのか。
自分は何をしたいのか。
同世代の人たちは若い頃から活躍できていて凄いなと思うし、何も出来ない自分が嫌になる。
何事も怖いとしか感じられない。
自信が持てない。

対人関係で楽しかったことがあまりなくて、それが恐怖に思う原因何だけど、乗り越えられる自信もない。
中高では特に仲良いと思えた子もいなかったし、人と長時間いることが苦手だったから不機嫌になると人に当たり散らして、それを指摘されて自分は悪い影響しか与えられないんだって思った。自分の殻に閉じこもりすぎだと言われて傷ついた。大学でやりたかったスポーツサークルでエンジョイするんだって決めていたのに、同期と上手くいかなくて1年で辞めた。『別に努力もしていないくせに、前に友達に当たり散らしていたヤツが嫌だ』と遠回しに言われた。そんな言うやつ友達じゃないし、じゃあ友達って何なの？私の努力や許容量がないだけ？それもあるとは思う。だから自分が嫌いだ。どうしたらいいんだ。きらいきらいきらい。

いつか私の居場所が見つかるといいな。
私を幸せにしてくれる人が現れるといいな。
すべて人任せで責任を取らない自分が狡くて嫌いだ。
自分とは誰？自分の良さって何？言われても信用出来ないから聞いても無駄。疲れた。死にたい。

いつになったら終わるの？